二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Chaputer3 "希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" ( No.90 )
日時: 2014/07/28 22:36
名前: レイナ (ID: F08K/Z64)

とりあえずリエルが描いた◎の場所に行くと、ピンク色のペンキのようなものが床に付いていた。


「あちゃー、派手にやっちゃったでござるよ・・・」
「これ、霞桜がやったのか?」


俺がそう聞くと、霞桜は忍者袋?からピンク色の球を取りだした。


「このペイント弾は霞桜一族の親戚の親戚のお婆ちゃんの娘の彼氏のお父さんの職場のお兄さんがペンキ屋さんが作ったのを買ったのでござるよ!」
「まるっきり赤の他人じゃねえか!?」
「まぁまぁ、でも効果はいいんでござるよ?衣服や靴についたペイントは一生取れないと評判でござるよ!!!」
「それ完全にコンビニとかにある泥棒防止のやつじゃねえか!?」


完全に俺、霞桜のペースに巻き込まれてるな・・・


「拙者暗闇の中では"動きだけは察知できる"のでござるよ!!」
「・・・あぁ、霞桜との自由行動でそんな感じの言ってたな・・・」
「動いた人は1人だけだったでござるから、きっとその人にピンクの液体がベットリと付いてるでござるよ♪」
「まぁ成功したらお手柄だけど・・・」


ふと、ピンクの液体のペイントの跡を見ると、誰かが後で踏んだような足跡しかなかった。


「これ、失敗じゃないか?」
「・・・テヘリン(ゝω∂)☆彡」


おいおい・・・まぁ、一応コトダマに追加するか・・・"一応"な。



【ペイント弾】
霞桜が暗闇中に動いた人にペイント弾を投げたらしい。
だが、誰かが踏んだ跡しかない。



(とりあえず秋宵に検死結果を教えてもらうか・・・)


俺は秋宵の元へと向かった。




「秋宵、何か分かったか?」
「・・・まぁそこまで調べる必要はなかった。やはり二人とも首元に刃物が刺さって即死だな。しかもサバイバルナイフだ。」
「サバイバル・・・?」
「・・・別に包丁でいいと思うが・・・。それに刺すなら腹部と思うが・・・」
「そうだよな・・・」



【秋宵の検死結果】
二人とも凶器で刺されて即死のようだ。
何故かサバイバルナイフで刺されており、腹部ではなく首元を刺されている。



「そこの愚民、少しいいか?」
「小鳥遊、何かあったのか?」
「大したことではないが、妾は昨日の夜倉庫に向かっていく人を見かけたのだ。」
「倉庫にか?誰が行ったんだ?」
「・・・フン。」


あ、分からないってことだな。


「・・・雰囲気だけでも分からないのか?」
「雰囲気・・・まぁまぁの身長であったな。性別までは分からぬがな。」
「そうか・・・」



【小鳥遊の目撃情報】
昨日の夜普通の身長の方を見かけたようだ。性別までは分からないようだ。



「龍園寺ー!」
「星野・・・?何か見つけたのか?」
「えっと・・・もしかして、今回の犯人はこれを使ったんじゃないかしら?」


そう言って星野が見せてくれたのは・・・暗視スコープ?


「恐らく犯人はこれを使ったんでしょうね。雑にこれを投げ飛ばした位だし。」
「"暗視スコープ"か・・・」



【暗視スコープ】
不自然に投げ飛ばされていた。恐らく今回の事件に関係があるようだ。



「それでさっき倉庫に行ったんだけど・・・何故か暗視スコープがもう一つなかったみたいなの。」
「倉庫にあったのか・・・ん?もう一つない?」



【暗視スコープ】アップデート!
不自然に投げ飛ばされていた。どうやら倉庫にあるものらしい。


【もう一つの暗視スコープ・・・?】
何故か暗視スコープがもう一つ無くなっていた。今回の事件に関係あるのか・・・?




キーンコーンカーンコーン・・・
『オマエラ、そろそろお時間ですよー。今回はちょっと難しいみたいだけど頑張ってねー。それじゃあ中央エリアの赤い扉の中でお集まりください!』



「もう時間か!?」
「証拠にしては少なすぎるわ・・・」
「フン、どうなるだろうな。」
「・・・とりあえず行くぞ。」



俺達ははすぐに中央エリアに向かった。
・・・今回は咲澄、お前に全てがかかっているかもしれない。

Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.91 )
日時: 2014/07/31 12:52
名前: レイナ (ID: CVGC9rYr)

〈咲澄side〉

(とりあえず確かめることは二つ・・・
一つ目は、停電になった原因。
二つ目は、その時いなかった人達のアリバイだね。)


まず私は、停電になった原因を調べることにした。




〈ランドリー〉

「あ、咲澄さんっすね!」
「天風クン!」


ランドリーに向かうと天風クンがアイロンの電源を切っていた。


「やっぱり天風クンも・・・」
「そうっす。モノクマの話を思い出したんっすよ。」
「モノクマの話・・・」



『というわけで、しばらくの間『夜時間は電気付けませーん!』ブレーカーも落ちるからね!普段の電気使用量もランドリーにあるアイロン三台がギリギリになるくらいにしまーす!』



そうだ、モノクマはランドリーにアイロンを三台置いたと言った。
そして、それがギリギリの電気量と言っていた。


「停電の理由がブレーカーが落ちたことだと考えると、納得できるっすねぇ・・・」
「納得って・・・アイロン?」


目の前には三台のアイロンがあった。しかも熱い。


「先程までずっと電源が入っていたっすよ。今切ったからもう大丈夫っすよ。」
「そっか・・・」


と言うことは、犯人はモノクマのセリフを覚えててアイロンをセットしたんだね。・・・あれ?じゃあどうしてさっきまで電気ついてたんだろ?



【モノクマのルール】
夜時間はブレーカーを落として朝7時に上げる。アイロン三台がギリギリ


【三台のアイロン】
最近ランドリーに追加されたもの、電源がずっと入っていた。



(よし、停電の理由は分かった。後は食堂にいなかった人のアリバイだね。
・・・といっても龍園寺クンはあの状態だったから除外かな。
先に秋宵クンと小鳥遊さんの話聞こうかな。)



私は秋宵クン、小鳥遊さんがいる食堂に向かった。




〈食堂〉

「あ、秋宵クンー!小鳥遊さーん!」
「・・・咲澄か。」
「フン、愚民が妾に何のようだ。」


どうやら秋宵クンは検死の途中、小鳥遊さんはその様子をじっと見ているようだ。


「えっと、二人の事件前のアリバイ教えてくれるかな?」
「・・・俺はずっと脱衣所にいたぞ。」
「脱衣所?そなたはそこで何をしていたのだ?」
「・・・それは事件後に話す。証人は篝火だ。・・・停電当時までずっといたぞ。」 
「篝火さんがいたんだね。」



【秋宵のアリバイ】
事件当時は脱衣所で篝火さんと一緒にいたらしい。



「で、小鳥遊さんは・・・」
「無礼者、妾は愚民共にプライベートを言えと言うのか?」
「だ、だよね・・・」
「第一妾が人を殺すならばちゃんとアリバイは作っておく。」


小鳥遊さん、その言葉言ったらダメだと思うよ・・・


「もし殺したとしても妾は・・・」
「小鳥遊さん?」
「・・・フン、こんなに愚民共があっけなく死ぬとは、無様だな。」


あ、やっぱりいつもの小鳥遊さんだ。


「・・・あれ?啄木鳥さんの右手、何か書いてない?」


啄木鳥さんの右手をよく見ると、『17s』と書いていた。


「『17s』・・・?何かの暗号かな?」
「・・・流石にこれだけでは犯人の特定は出来ないだろうな。」
「『17s』・・・s・・・うーん、とりあえず書いておくか。」



【ダイイングメッセージ・・・?】
啄木鳥さんの右手には『17s』と書かれていた。



「秋宵さん、少し聞いてもよろしいでしょうか?」


雛月さんが私達の間に入ってきた。


「・・・雛月か。どうした?」
「もし正面から首を刺した場合は、返り血は浴びるのでしょうか?」
「・・・当たり前だろ。浅いならまだしも結構深く刺さってるんだ。」
「うーん・・・それじゃおかしいですわね。」
「どういうこと?」
「何気に皆の服装見てみましたが・・・皆特に目立った返り血は浴びていないようです。」
「それは・・・本当であるのか?」
「うーん、普通正面から刺した場合って返り血浴びちゃうよね・・・」



【付着する返り血】
正面から刺した場合は犯人は返り血浴びてしまうが、特に浴びた人はいない。



「・・・そういえば停電が起きたのは篝火が原因と思う。」
「篝火さんが?」
「・・・恐らく脱衣所にいると思う。」
「うん!分かったよ!」


私は急いでランドリーに行くことにした。



〈ランドリー〉

「・・・あれ?篝火さん髪乾かした?」


篝火さんが食堂に入ってきたときには髪の毛が濡れていたのに、今となっては完全に乾いていた。


「完全に乾かせないと落ち着かないって言うか・・・乾かしている途中だったんだ。」
「そっか・・・じゃあ停電になる前も使ってたの?」
「というか、ドライヤーのスイッチを付けたら停電になったぜ・・・」
「ドライヤーで停電か・・・」



【篝火の証言】
ドライヤーのスイッチを付けた瞬間に停電になった。



「そういえば篝火さんって今日も朝練してたの?」
「おう!でも朝6時の時点で真っ暗だからそこの暗視スコープ使ってグラウンドまで行ってるんだよなぁ・・・」
「暗視スコープ?」
「ホラそこ。」


篝火さんが指差したらロッカーの中には、一つの暗視スコープがあった。
・・・何か今回の事件とかで勘違いされそうな気がするな・・・


「ちなみにいつから?」
「結構前からだぜ。秋宵も知ってるだろうし。」
「そっか・・・」



【篝火が使ってる暗視スコープ】
朝グラウンド行くために暗視スコープを結構前から使ってるようだ。



キーンコーンカーンコーン・・・
『オマエラ、そろそろお時間ですよー。今回はちょっと難しいみたいだけど頑張ってねー。それじゃあ中央エリアの赤い扉の中でお集まりください!』




「またはじまるんだな。」
「うん、急ごう!」


私達はすぐに赤い扉に向かった。