二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【...000...】『キミノ消エタ日』 ( No.5 )
- 日時: 2014/04/15 20:32
- 名前: ソラ(-.-) ◆dQO3LlCLQE (ID: zx5jjBXL)
【第1章】第2話『謎の手紙』
《アミティside》
やっほー!あたしアミティって言うの!!夢は素敵な魔導師!..........だけど、勉強はちょっぴり苦手かな。あはは.....。今はね、あたしの通っている魔導学校の教室の前にいるんだ!大切な友達と毎日出会うための大切な教室だよ!!さて、窓のガラス越しに覗くともう何人かが教室で喋っていた。あたしはドアに手をかけ、ゆっくりとドアを開ける。
「皆!! おっはよーーーう!!!」
「あらアミティさん。おはようございます、ですわ!」
「おはよー」
「アミさん、おはようございます......」
「おや、おはよう」
「おはようなんだな!」
そう言ってあたしに挨拶を返してくれるのは......まず、始めにすごい大声で挨拶を返してくれたのは、ぶっといピンク巻き毛...ではなくて、体術が得意で良家のお嬢様のラフィーナ!元クラスメートなんだ!あ......でも、魔法は苦手だったっけ?次に無気力ながらも挨拶をくれたのは目立つアホ毛が生えていて左手がいつからか真っ赤になっちゃってるシグ!虫が大好きでたまに教室に持ってくることも。Gは勘弁してよね!次にあたしのことを『アミさん』って呼んでくれたのはリデル!リデルとも元クラスメートだよ!リデルはなんか...角の生えた珍しい種族なんだって!でもリデルは角をいつもお団子で隠してるんだ。カッコいいのになぁ......次に、本を読みながらも挨拶をしてくれた子はクルーク!成績優秀で魔法も上手なの!あたしもクルークみたいに上手く使えようになると良いな......!最後に独特の語尾をつけて挨拶してくれた子はタルタル!...最近影が薄くなってきた気がする。タルタル頑張って!そ、そういえば元クラスメート......だったような...って、何であたしのクラスじゃない人がここにいるの!?
「アミティさん、大変ですのよ!」
「?、何?」
「皆の机に、手紙があったー」
「へ?手紙?」
あたしの席まで行ってみると、机の上に『招待状』と書かれた1通の手紙が置いてあった。
「実はですわね、私とシグさん、リデルさん、タルタルさん、クルーク、そしてアミティさんの机の上に同じ手紙が置いてあったので集まってたのですわ」
そう言うと皆は、あたしの同じ手紙を取り出した。手紙の表紙の文字は全て『招待状』だった。しかもよくよく見ると、全員未開封のままだった。確かにこの手紙、なんだか怪しいもんね......
「..........で、どうするの?開けてみる?」
「そ、それしかないだろうねぇ......」
「....................なんだか怖いですぅ..............................................」
「や、やや、やっぱり辞めた方がいいんだな!」
「でも!開けないと何も分からないよ!アコール先生が置いたのかもしれないし!」
「そ、そうですわね!」
その時、ガラッとドアが放たれる音が重い空気のする教室に響いた。来たのはあたし達の先生、アコール先生だ。先生はとっても不思議な空気に包まれている。あ、先生が持っているのは黒い人形のポポイ!何故か独りでに喋るんだ〜。すごいよね!
「あら皆さん。おはようございます.....,...今日は早いですね」
「せ、先生!私達の机にこの謎の手紙を置いたのって先生じゃなくて!?」
「.........」
「先生!そ、そうなんですか?」
「私は、今さっき学校について教室に来たんですけど......そんな手紙置いてませんよ」
「えぇ!?そんな〜......」
「それに今日の朝、先生の家にも同じ手紙が来てましたから」
そう言うと先生は、あたし達が貰ったのと全く同じ手紙を2通見せた。......あれ?2通?...あ、ポポイの分か。多分。..............でも先生じゃないとすると......
「あらあら。困ったわね......」
「ど、どうするんですか?先生」
「やっぱり、開けて中を確認したらいいんじゃないかしら?」
「開けて中身をみる......やっぱりそれが1番ですわね!」
「そ、そうですね.....じゃあ、『せーの』で開けましょう...」
「う、うん。せーの!」
一斉に紙が破れる音がした。