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Re: 【戦国BASARA3】影近黒子【武田軍】 ( No.3 )
日時: 2014/03/09 23:15
名前: 天良 (ID: 7TMSmz7W)

「となると……今から行く所に近いな……」

「今から行くところ?」

「そうだ!佐助!この者を連れて行ってもよいか?!」




「うォォォォ!!!!」

青い空に二本の槍を向けて掲げる。

その興味深い行動を猿飛と才蔵は木の影から見守っている。

(面白い男だな……)

少し口元が緩むと猿飛が肩をつついてきた。

「なーに笑っちゃってんの?」

ニヤニヤ笑ってくる猿飛を睨む。

「御免ね、うちの大将が……足大丈夫?」

「まぁ、もう痛くは無いが……」

足を極端に曲げると痛むが走る事なら出来る。

「あっそ、まあ、これで見れるね。」

「何を?」

猿飛は才蔵の耳元で呟いた。

「アンタの腕前。」

「なっ、嘗めんなよ!伊賀忍者!!!……ぬわっ!!」

キレたせいで木から落ちてしまった。

その様子を楽しそうに見る猿飛に腹が立って仕方ない。

「ま、その様子なら大丈夫そうだね。」

「うっ、うっさい!」

「佐助ェェ!!!何かあったのか?!」

チャリチャリと六文銭の揺れる音がした。

「あっ、大将!コイツが木から落ちて……」

「それ以上言ったら、一生動けねェ体にしてやんぞ!」

血相を変えて怒る才蔵に幸村は微笑ましい光景だと思った。