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Re: 【戦国BASARA3】影近黒子【武田軍】 ( No.4 )
日時: 2014/03/10 23:19
名前: 天良 (ID: AxfLwmKD)

「おー怖い、」

「本当に今度言ったら……ボキボキに……」

歯軋りをする才蔵は地面に伏せた。

「………なんだ……軍か……?」

大軍が此方へ迫ってくるのを感じた。

馬に乗った軍であり時々声をあげている。

「間違い無い。大将!どうす……旦那!?」

二本の長い槍を構えていた。

まるで、向かってくる軍に対抗するかの様に。

「うおォォ!!!この真田源二郎!!全力でお相手いたす!!」

「ちょ!何やってんスか!」

才蔵が止めに入るが猿飛に止められた。

「お前……幸村の旦那の命が惜しくねーのか?!」

手裏剣を首に近付けるが猿飛の言葉が遮った。

「惜しいよ。」

「なっ、じゃ!じゃあ!なんで止めねーんだ!」

「旦那……大将も考えてるからだ。ま、ヤバくなったら止めに行ったらいい。」

それに……と猿飛は敵のいる方を指差す。

「見てなって。」

馬の大軍が幸村の前で止まった時だ。

黒い毛並みの馬に大きな黄色の三日月。

何よりも目立ったのが黒い眼帯と六本の刀。

「Ha!どうした?真田幸村ァ?」

「政宗様!こんな所で油を売っている訳には……」

(政宗……様?)

一応聞いたことのある名前であった。

どのような者かは一度見てみたいと思っていた。

(間違いねェ……コイツが……天下人様……)

心に持った野望を果たすべく、暫く政宗の行動を見ようと思った。

「政宗殿っ!?何故、この様な所へ……」

(いや、知らなかったの?!)

「俺も分からねェ!」

(こっちも?!)