二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.114 )
日時: 2014/04/02 12:35
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

レミリア「あれで良いのかしら?」

パチュリー 「良いのよ、あれで」

少し欠けた月の下、紅茶が揺れる。

パチュリー 「フランは壊す意味と向き合った。今まで本当に向き合ってこなかったものとね。壊すことを知れば、壊さないこともわかる。だから、無闇に壊さなくなる。それは能力のコントロールに繋がる」

一息で言い切ると、喉を潤すために紅茶を口に含んだ。

パチュリー 「門番は怪我しちゃったけど……大事は無かったし、概ね予定どおりじゃない」

パチュリー 「あれ、実の姉以上に懐いてるけど」

レミリア 「あ——そ、そそそそんなここと、なななないわよ?」

パチュリー 「震えすぎて紅茶、零れてる」

うっと唸ると一度コホンと咳をして、カリスマを取り戻す。

パチュリー 「いいのよ。そろそろ姉離れしなきゃいけない時期よ」

暁とフランが戦ってる時に、バレない位置から覗きいつでも助けられる態勢でいたり、フランが帰ってくるまであっちへうろうろこっちへうろうろ落ち着きがなかった者が言うことではなかった。

パチュリー 「そう」

微笑みながら全部含めてそう答えておいたパチュリーであった。