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Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.34 )
日時: 2014/04/01 10:59
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

暁は走る。

まず、事故はその速さ故だった。

突然、目の前に現れた緑の服を着た白髪の少女。

為す術もなく二人は衝突した。


妖夢 「う〜」

唸り声をあげて立ち上がるのは妖夢だった。

頭を押さえながら立ち上がる暁。

妖夢 「す、すいませ……」

頭を下げようとした妖夢の動きが止まった。

妖夢「それは、咲夜さんの刀!」

暁が呪の解放のために出していた刀を指して言う。

妖夢 「さては、盗んできたのか! じゃあ今物凄いスピードで走ってたのは、逃げるため……」

暁 「いや、まて」

物凄いスピードで勘違いしているのは、妖夢である。

妖夢「問答無用! とりあえず切る!」

暁 「斬る……? 俺をか?」

妖夢 「この楼観剣に斬れないものはあんまり無い!」

暁 「ほう……」

なにやら暁の琴線に触れたようだ。

暁 「いいだろう。身の程というものを教えてくれる」

そうして刀を抜いた。