二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.41 )
日時: 2014/04/01 11:45
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

レミリア「お帰りなさい、暁」

笑いながら言葉を発す。

レミリア「暁は何で止めたのかしら?あのまま切ってしまえば咲夜を倒せたのに」

紅魔館の中、大きな部屋の小さなテーブルを囲い、レミリアと暁は対面で座っていた。

暁「盟約はメイリンを助けること、敵を倒すことではない。一時の危険さえ去ればそれで終わりだ」

レミリア「あぁ、そういうこと。」

レミリア「紅魔館の主だもの。紅魔館で起こったことなら何でもわかるわ」

もちろん、あなたと美鈴の会話もね。と続ける。

レミリア 「そこでお願いがあるんだけど。あなたの血の盟約とやらを私にもらえないかしら?」

不敵に笑いながら言うレミリア。

提案のニュアンスだったが、それに含まれる命令。

それを暁は、

暁 「断る」

全て無視した。

暁 「あれは誰にでも渡すものではない。特別気に入ったものにしか渡さぬし、お前は俺の助けが必要な事態など早々あるまい。お遊びで渡せるほど軽くはない」

レミリア 「あら、冷たいのね。それは、力ずくでと言ってもかしら?私はあなたの天敵なんでしょ?」

暁 「やめておいたほうが無難だな、レミリアよ。俺にとってお前が天敵なように、お前にとっても俺は天敵だ」

互いに腹黒い笑みで笑い合う。

と、その時静かな部屋にノックの音が響いた。

ゆっくりと開いたドアの向こうにいたのは、

暁「おう、咲夜か。どうかしたか?」

咲夜「少し危なげな雰囲気だったので…」

おどおどした様子の咲夜
先ほどとは違う素直な笑みを見せて、レミリアに言う。

暁「まぁこれで失礼する。これまでの無礼を詫びておこう、レミリア。またいつかこの部屋に用があるかもしれん。図書館のほうにも興味があるのでな」

レミリア 「ええ、いつでも来なさい。」