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Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.49 )
日時: 2014/04/01 12:30
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

第十三章-それは酒の所為か?-


今日は月が出ていない。

空は雲一つないようだが、今日は新月だ。

小さな光を囲む二つの影。

暁「たまにはこういうところで飲むのもオツなものだ」

暁と、

妹紅 「そうか?あたしは落ち着かないけど」

妹紅だ。

暁「それは此処が永遠亭だからだろ」

そう、此処は永遠亭の屋根のうえ。

暁は前にも永遠亭の世話になったことがある。

そんな場所で二人は飲んでいた。

輝夜「あら、妹紅。あなたこんなところに殺されに来たのかしら?」

ハシゴから上ってきたのは輝夜だ。

その声に反応して、妹紅が立ち上がり襲い掛かろうとするが、暁がそれを止めた。

暁「待て、妹紅。酒の席でそういう事をするのも不粋だな。輝夜もだ」

輝夜「単なる言葉遊びよ」

となんでもないように輝夜は言った。

これ以上言ってもどうしようもないことを悟った暁は話を進めることにした。

暁「ならいい。それより輝夜は何か持ってきたのか?」

輝夜「お酒は二人が用意すると思ったから私は肴を用意したわ。とりあえず今は鮎。後で永琳が良い物を持ってきてくれるわ」

暁「ほう。それは楽しみだ」

楽しそうに笑う暁とは逆に不機嫌そうにしている妹紅。

暁 「どうした妹紅?」

輝夜 「飲まないのかしら?」

輝夜が話し掛けてきて、妹紅は自分だけが意地を張っている気がして、とりあえず一気飲みして酔ってみることにしたのだった。