二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.50 )
日時: 2014/04/01 12:34
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

暁「おい、妹紅。飲み過ぎると体に悪いぞ」

妹紅「きょんにゃにおいしいもにょがきゃらだにわりゅいわけにゃいにょ〜」

結果、完全に酔っ払ってしまっていた。

暁 「まったく。まだ永琳が肴を持ってきてもいないというのに」

そのうちに、

妹紅 「うにゃにゃ〜」

輝夜に膝枕させて寝てしまった。

どこか愛しいものを見るような目で輝夜は妹紅の頭を優しく撫でる。

輝夜「ねぇ、暁」

暁 「なんだ?」

輝夜 「あなたは私たちを殺せるかしら」

静かな空気が流れ、暁の顔から表情が消える。

暁 「なぜ、そんなことを聞く?」

輝夜 「なぜ、かしらね。私も長く生きてると死にたいときぐらいあるのかもしれないわ」

苦い顔をした暁はお酒を一杯煽り話を続ける。

暁 「そういうものか?」

輝夜 「そういうものね」

輝夜は答えた。

ため息を吐いて暁が話す。

暁 「言ってしまえば理論上可能だ」

輝夜 「意外ね。やらないとでも答えてお茶を濁すかと思ったのだけど」

暁 「ああ、確かにやらないがな。理論上の話だ、現実は甘くない」

長く話すために一息吐き、再び話しだす。

暁 「新月の夜、百度本気の輝夜を殺せばその内の一度は死なせられるだろう。不死者とは死ぬ可能性が無い者だからな。確率がゼロならば俺の力で有ることにできる。が、蓬莱の薬の力はやわじゃない。現実性は皆無だな」

本気の輝夜を百度殺すまでに俺は何回死ぬやら、と暁は締めた。

輝夜 「そう」

あっさりとした返事をしたが、その顔は悲しいような嬉しいような複雑な顔であった。