二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.56 )
日時: 2014/04/01 13:06
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

役割を決め終わった後、暁はすぐに出かけていった。

輝夜 「永琳、山を登れないはひどいんじゃない?」

永琳 「あら、そうですか?」

輝夜 「そうよ。私だって山ぐらい登れるわ」

ちょっと怒ったように輝夜が言った。

永琳 「まぁいいじゃないですか、暁も騙せたことですし」

輝夜 「暁も暁よ。あんな理由で納得するなんて」

永琳はその様子をやわらかい笑みで見ている。

輝夜 「いいわ。じゃあ私も行ってくるわね」

永琳 「はい。お供できなくて申し訳ごさいません」

輝夜 「気にしないで。たまには一人旅もいいものよ」

永琳 「お気を付けて」

輝夜 「ええ、次会うのは満月の頃かしらね」

永琳 「そうですね」

輝夜 「永琳も頑張ってちょうだいね」

そういうと、目的地に向かって歩きだした。

これは永琳と二人で決めたこと。

スキマ妖怪が住まう場所、マヨヒガだ。

暁はまだ知らない。

あそこには永遠亭のトップとして、輝夜が行く。

自らそう言ったのだ。

このことを暁に話せば、俺が行くと言いだすだろう。

何を見返りとして要求されるかはわからない、だが、如何なる物であろうと暁は飲むことになってしまうだろう。

だからこそさっきの芝居だ。

輝夜は歩く。

自らの永遠亭のために。