二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.63 )
日時: 2014/04/01 13:34
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

お賽銭を入れ、手を合わせた後諏訪子と神奈子に異変について説明した。

暁 「——ということだ」

神奈子 「それで? 何で私たちにそれを話すんだい?」

暁 「異変に関して不干渉でいてくれないか?」

神奈子 「……話はわかった。ついておいで」

神奈子は立ち上がると境内を出た。

それに暁も続く。



「神祭『エクスパンデッド・オンバシラ』」

地面に巨大な御柱が突き刺さった。

神奈子 「こいつを斬れたらおまえの願いを聞いてやろう。できなければ早苗が異変を潰す」

暁 「了解した」

神奈子 「期限は今日から数えて、三日目の夜明けまでだ。ただし、スペルはなし」

暁 「む……。わかった。やろう」

条件を呑み御柱に向き直った。

居合いの構えで『鬼切丸』と呟き、呪の解放を行った。

それから赤い光が煌めき、鈍い音が響いた。

暁 「チッ」

神奈子 「まぁこのぐらいできないようじゃ異変なんてやめときな」

そういうと、暁に背を向けて境内に戻っていった。

御柱は固いわけではない。

斬りにくいわけでもない。

だが、斬れない。

しかし、守矢神社に対して提示できる条件がない。

そうである以上、向こうが出した条件を満たすしかない。

暁の挑戦は始まった。