二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.91 )
日時: 2014/04/02 10:02
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

輝夜側の応援席では大ブーイングが起きていて、暴動に発展するような勢いであるが、暁は気にせずむしろ左手を振ってブーイングに応えている。

レミリアは腹を抱えて大爆笑。

永琳は入っていることを見抜いていた様子で、鈴仙は呆れ果て心配したことを後悔しているようだ。

てゐと霊夢はたんまりと儲かったので、一人でお金を数えてほくそ笑んでいる。

咲夜は視線だけで笑ているようにも思えた。

輝夜 「えー。あんなのなしよ! 嫌いなのに!」

暁 「あれはあくまでもアクシデントだ。たまたま入り込んだ。それに気付かないまま弾幕ごっこを始め、それがたまたまあのタイミングで。すべては単なる偶然。アクシデント程度で無効になる弾幕ごっこではあるまい」

屁理屈である。

だが、終わった後では何も言えない。

舞台に上がった時点で気付けなかった輝夜の負けだった。

輝夜 「それじゃあもう一回よ!」

暁 「すまぬが勘弁してくれ」

咲夜達には見えないように捲った右手はどす黒く気味悪い色に染まっている。

暁 「まだ薬が抜け切っていないらしい。治りが悪くてな。正直鬼神斬を撃ったところで今日の本気は打ち止めだった」

本来、この程度の障害は即時回復できるのだが、今はそれが働いていない。

本調子ならば、もう少しやりたかったんだがな、と暁は言った。

そんな夕霧にレミリアは少し考えてから、

レミリア 「血の盟約の約束使えるわよね?」

と聞いた。

暁「ああ、いつでも使ってくれ。」

レミリア 「そうじゃないわ。治ったらでいいから居候から何日間かうちの執事やりなさい」

それを聞いた咲夜は自分の主に取り消しを求めるサインを全力で送っていたが、全て無視された。

すると今度は暁に断れ〜断れ〜と念を送りはじめる。

もちろん暁も無視して、

暁 「了解した。履行しよう」

と答えたのだった。