二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.94 )
日時: 2014/04/02 10:22
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

暁「これからよろしくおねがいします、レミリアお嬢様」

レミリア 「いつも通りにしていいわよ?」

暁がこういう口調では何か企んでいそうな気がして、レミリアは言ったが、

暁 「いえ、日本には物事を始めるにはまず形からと言う言葉がございますので」

暁はピシャリと断った。

レミリア 「それにしても見事に変わるものね。怪盗二十面相と言ったところかしら」

レミリアは諦めて、パチュリーから以前借りた小説に載っていた変装の達人の名前を出した。

暁 「日本では、陰陽師がおります。正面から相手をしていてはキリがないので、変装なんかが上手くなったんですよ」

レミリア 「普通は口調まできれいに変わるものじゃないわ。なにかしら癖が出るものよ」

暁 「やつらは感知、と言う点においては優秀で、口調程度でもすぐに尻尾をつかんできます。それで一度大群で押し寄せて来たことがありまして、それ以来五百年近く注意していたら、自然とできるようになりました」

暁の話を聞くかぎり、素の時間よりも変装していた期間の方が長そうである。

自らの力で近寄る敵を叩き潰していたレミリアには考えられなかった。

レミリア 「まぁいいわ。とりあえずよろしくね。二日ぐらい咲夜に着いて仕事を覚えてちょうだい。それが終わったらフランのお世話係ね」

暁 「フランドール様……レミリアお嬢様の妹様でしたか」

レミリア 「そうよ」

暁 「専属の方がいらっしゃるのでは? レミリアお嬢様の咲夜さんやパチュリー様の小悪魔さんのような」

レミリア 「いないのよ。だからお願いしてるの」

暁 「失礼しました。差し出がましいことを」

と頭を下げた暁。

レミリア 「いいわ。それよりお願いね」

咲夜 「かしこまりました」

レミリア 「咲夜。仕事を教えてあげて」

咲夜 「かしこまりました」

回復した咲夜が一礼し、廊下に出ていく。

暁もそれに倣い一礼し廊下へ出ていった。