二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.95 )
日時: 2014/04/02 10:26
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

咲夜「あなた何ができるの?」

暁 「家事全般は大抵こなせます。高級絨毯の扱いから、銀器や骨董品の扱い、楽器全般の手入れ、裁縫、掃除全般、炊事、洗濯、咲夜さんの入れた紅茶にはかないませんが、茶類ならば全般扱えます。後は——」

咲夜 「もういいわ。とりあえず全部できるってことね」

一般的に高級絨毯の扱いなんて家事全般には含まない、と咲夜は思った。

暁 「じゃあ館の三分の一ぐらいの掃除をお願い。私はその間に残りを終わらせるから。先ずは廊下だけでいいわ」

咲夜 「他のメイドさん達はどうしたんですか?」

暁は前に紅魔館に来た時に見かけたメイド服姿の妖精を思い出した。

咲夜 「妖精メイドは自分たちのことで精一杯よ。普段は私一人」

どう見てもこの館が一人で管理できるようなものではない。

完全で瀟洒なメイドの名に歪みはないようだ。

咲夜 「掃除道具はそこの部屋に全部あるわ。終わったらここで待ってるからなるべく早くして」

なるべく感情を籠めずに咲夜は言った。

そう努力しなければ、笑みが表れてしまいそうだったからだ。