二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方刃暁録-sword morn record - ( No.96 )
日時: 2014/04/02 10:32
名前: 黄昏。 ◆nYYwYkb6HQ (ID: H4NN94uP)

咲夜は担当地域を終らせ約束していた場所に戻ってきた。

暁「あっ、おかえりなさい、咲夜さん」

すでに暁はその場所で待っていた。

咲夜 「早いわね」

暁 「いえ、私も今来たばかりです。二分の一の量しかないですし」

そんな言葉は聞かず、ツーと窓枠に指を滑らせる。

ドラマなどでよく姑がやりそうなあれだ。

すっと持ち上げた指はきれいなままだった。

咲夜 「ついてきなさい」

咲夜は唐突に歩きだした。

暁 「何処に行くんですか?」

咲夜 「フランお嬢様のところよ」

暁 「でも、レミリアお嬢様は」

咲夜 「仕事を覚えてとおっしゃったのよ。教える必要はないわ。だから次の役目」

歩みを止めずに咲夜が言う。

どうやら、一応合格をもらえたようだ。

咲夜 「フランドールお嬢様はどんな方なんですか?」

と、見たことがない暁は尋ねたが、

咲夜 「会えばわかるわ」

咲夜は回答を拒否した。

仕事中は言葉をあまり発しないらしい。

ちょっと認められたと思っただけに、残念だ、と思う暁。

それ以降フランの部屋に着くまで咲夜が口を開くことはなかった。