二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンとバトルと探偵と【キャラ募集】 ( No.66 )
- 日時: 2014/04/12 16:55
- 名前: レイR ◆SY6Gn7Ui8M (ID: /dHAoPqW)
- 参照: http://ge-novel.com/mtsg.cgi?
「ポケモンの事を……」
今のシャドーの言葉で完全に頭に来た。まるで火山が噴火するかのように俺の怒りも爆発する!
「っざけんじゃねぇよ!!ポケモンは家族だろ!?ダチじゃねぇのか!?あぁ!?」
「れ、レイ?」
突然態度が一変したことに驚きを隠せないディア。それは悠治達も同様だった。普段は穏やかな性格である俺だが、ディアから言わせれば『手のつけようがない』らしい。
「オノノクス!!逆鱗ぶちかませっ!!」
竜の舞をすることでその能力を上げていたオノノクスがついに逆鱗を解放した。オノノクスの暴走によってブースターは一撃で倒れた。
「くそ!」
「オラ来いよ!!」
荒々しい口調で挑発する俺。シャドー戦闘員二人はそれぞれエビワラーとドードリオを繰り出したが、
「まだ逆鱗は終わってねぇえ!!」
出てきた途端にオノノクスが二匹をノックアウトした。そしてサンダースを持っていたシャドー戦闘員も最後のポケモン、ミツハニーを出すがこれもまた例外なくノックアウトした。残るは後二匹。
「ふぅ……レイを怒らせない方が身のためだったな」
「うるせぇ!!」
「お、俺達、決してこ、怖がってなんかな、無いからな!?」
そう言うがシャドー戦闘員達はオノノクスと怒った俺に睨まれる度にガクガク震えていた。正直誤魔化すの下手すぎである。
「くっ、こうなったら行け!」
「お前もだ!」
繰り出されたポケモンはサワムラーとサザンドラ。当然、残った一匹ずつなので二匹ともダークポケモンだ。特にサザンドラからは危ない雰囲気を感じる。
「サザンドラ……ただでさえ強いポケモンなのにな……」
「ダイジョバ!俺達ならやれるって!」
俺はいつの間にか怒りが冷め、何時もの調子に戻っていた。ディアもそれに頷き、ポケモン達は『何時でも戦える』と言わんばかりに合図を出す。
「どうするレイ?」
「サザンドラが厄介だからね……みんなに助けてもらう?」
「駄目だ」
「どうしてだよ!やつらは女性一人に三人で襲いかかっていた。そんなやつらに卑怯も何も無いだろ!!」
「それじゃあ……やつらと同類だ」
確かにディアの言う通りだった。今ここで悠治達に協力してもらえばあっという間に勝てるだろう。しかし、それでは先程のやつらと何も変わらない。何よりディアのプライドが許さないのだ。だったらと思い俺はせめて、
「みんな!サザンドラは恐らく危険なやつだ!街の住人が被害を受けないように守っておいて!!」
今はこれくらいは出来るだろう。そう思って言った。