二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモンとバトルと探偵と【キャラ募集】 ( No.69 )
- 日時: 2014/04/12 18:47
- 名前: レイR ◆SY6Gn7Ui8M (ID: /dHAoPqW)
- 参照: http://ge-novel.com/mtsg.cgi?
「……ミレイ」
隣にいるディアがそう呟いた。あまりにも突然に。彼が記憶を取り戻してから何度も聞いた名前。それはディアによれば昔共に旅した仲間で、かけがえのないパートナーだと言う。
「ミレイ、俺は今……ウィッシュとホーピィと共に戦えてるぞ。あのとき見たいに。ただ違うのは、お前がいないと言う事だけだ……」
ウィッシュとホーピィは元々記憶が消える前のディアの手持ちポケモンだと言う。ディアの台詞から察するに、ずっと二人と二匹で旅してきたのだろう。
「俺は必ず、お前に会って見せる!その為に……」
ディアはそのままスナッチマシンを見て、目を閉じた後すぐに開きシャドー達を睨んだ。
「(力を貸してくれ……!)」
そしてディアとウィッシュとホーピィの意思が一つとなっていき、そしてディアは再び二匹に指示した。
「ウィッシュ、ホーピィ、マークスレイド!!」
「な、なんだその技!?聞いたことねぇぞ!?」
流石に聞き覚えのないシャドー戦闘員は驚きを隠せないようだ。ウィッシュとホーピィが高くジャンプし、空中でそれぞれ悪の波動、アイアンテールを放とうとしていた。
「心の通いあったトレーナーとポケモン二匹の同調が織り成す連携技……その一つがこの『マークスレイド』だ!!」
ディアとウィッシュとホーピィの連携技、マークスレイド。その技が一体どのような物かと言うと、具体的にはまずウィッシュが空中にて悪の波動で作った鎌のようなエネルギー物体を大量に放出する。しかしそれはあえて空中に放り出す。そして自らをサイコキネシスで浮かせていたホーピィがアイアンテールで鎌を野球のバッターの如く相手に連射すると言う物だ。
予定通りウィッシュは悪の波動で空中にエネルギー物体を放ち、それをホーピィが相手に乱射する。それは見事すぎるほどに当たり、サワムラーには大ダメージだがサザンドラはまだまだ耐えているようだ。
「今だ!」
サワムラーは今の攻撃でそうとう弱ったはず。今がチャンスだと思い俺もスナッチマシンを付けた手にモンスターボールを持った。当然それもスナッチボールに変わり、準備が整う。
「届いて、スナッチボール!!」
そう叫びつつスナッチボールをサワムラーに向かって投げる。ボールの中にサワムラーは吸い込まれ、すぐにスナッチが成功した。
「なんだと!?」
「よそ見してる暇ないよ!オノノクス、ドラゴンクロー!!」
「だが、お前のオノノクスは…」
シャドー戦闘員が突然浮かれたような表情で言った。
「逆鱗の代償として混乱しているはずだ!」
「それはどうかな?」
「へ?」
何かがサザンドラに強くぶつかるような音が響いたけどそう、オノノクスがサザンドラに迷いなくドラゴンクローを決めていたのだ。
「何故だ!?」
「『キーの実』だよ、木の実くらい覚えたら?」
キーの実は食べると混乱状態が治る木の実。逆鱗を使うオノノクスなので予め持たせておいたのだ。
「ディア!今だ!」
「あぁ!」
そう言ってディアは再びスナッチボールを手にし、それを思いっきり投げた。
「GO!スナッチ The ボール!!」
ディアの投げたボールは先程のドラゴンクローでダメージを受けたサザンドラにヒットする。