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「そう言えば自己紹介が遅れたよね」

そう言えば彼らに自己紹介をしていない事に気がついた俺は一応簡単に挨拶する。

「俺はレイ・ディアス。オーレ地方ポケモン総合研究所トレーナーチーム『シーカー』所属です」

オーレ地方自体は有名でなくともポケモン総合研究所はかなり知られているだろう。ポケモンの研究が日夜行われている場所で、ダークポケモンを救う為に作り出されたリライブホールがある。俺達のスナッチマシンも元々はクレイン所長が作ってくれた物だ。

「俺はディア・マークス。同じく『シーカー』のリーダーだ。とある人物を探している」

ポケモン総合研究所はダークポケモンが再び出現した事によりダークポケモンを元に戻す為の協力者を集め、幾つかチームを結成した。その内の一つが俺達シーカーである。名前の由来は探求を意味する単語『Seeker』から。

「所で、少し聞きたいんだが」

軽い自己紹介を終えた後、ディアがここにいる全員にとある事を聞いた。

「唐突だが、“ミレイ”と言う名前に心当たりは無いか？」