二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【Rー15G】バトロワ 〜血塗られた紅〜 ( No.10 )
日時: 2014/04/24 13:05
名前: 葉月@iPhoneにて執筆ッス(≧∇≦) (ID: z5ML5wzR)

まだまだオリキャラ募集中ですので、遠慮なく参加してくださいね。
その代わり、どんな扱いでも苦情は受け付けませんのでご容赦下さいまし。

死神「それじゃあ本編に移るぜ? 野郎共! 覚悟は出来てるか!?」

「野郎共」ってwwwwww 女子もいるしwwwwww






+???+

参加者として選ばれた一人の少女は記憶喪失だった。黒髪のショートヘアにヘッドホン、琥珀色の瞳をしている。衣装は白のゴシックの服を着ている。彼女はどういう存在なのか分からなかった。
彼女がいるのは辺り一面闇の空間の中。キョロキョロしながら空間を見渡している。

「此処はどこなんだ……? 私は……誰だ?」

思考を巡らせているが、思い出すことが出来ない。何をするべきなのかも分からなかった。

「おやおや、何か困りごとかい?」

少女の耳に届いたのは殺風景の空間にそぐわない明るい少年の声だった。
そして彼女の前に姿を現したのは髑髏(ドクロ)のお面を付けて、全身黒ずくめの少年だった。彼が今の声の主だと分かった。

「なぁ、お前に聞きたいことがある。私の名前は……何と言う? 思い出せないんだよ……」
「本当に自分の名前も分からないの?」
「あぁ……」

少女が自分の名前も分からないと言うと死神の姿をした少年は彼女の名前を教えた。

「伊那谷(いなだに)ユウナ」
「……は?」
「伊那谷ユウナ、それがあんたの名前さ」
「伊那谷……ユウナ……私の名前は伊那谷ユウナ……」

少女ーー伊那谷ユウナは死神の言葉を復唱する。

「伊那谷……いや、『否君(いなぎみ)』。あんたもこれからあるゲームに参加しな」
「あるゲーム?」
「そうだな……あんたも出来ること、と言えば分かる?」
「私も出来ること……」
「あんたの他にも参加する人がいる。それであんたも行動をして、確かめるといい」
「……分かった。私に出来ることならやらせてもらうぞ」

死神の言葉に伊那谷は承諾した。このゲームに参加すれば、失った記憶も取り戻せるかもしれない。自分がどのような人間だったのか、何をしていたのかも分かるかもしれない。
彼女に出来ること……それはゲームの参加だった。

(私にも出来ること……か。出来るならば他の人と記憶探しをしたいものだな)

ゲームを通して記憶を見つけることが今の彼女に出来る事だ。


しかし、彼女は知らなかった。

主催者である死神が開催するゲームがどんなに残酷なことだということを。



続きます

Re: 【Rー15G】バトロワ 〜血塗られた紅〜 ( No.11 )
日時: 2014/04/24 13:12
名前: 葉月@iPhoneにて執筆ッス(≧∇≦) (ID: z5ML5wzR)

+闇の空間+

暗闇の中の空間に集まった参加者達。ざわざわとざわめいている。
此処は何処なのか、何故此処にいるのか、一体何が始まるのかと不安が募る中、参加者の前に現れたのは死神だった。死神はテンションを上げてざわめく参加者に言う。

「はいちゅうも〜く! みんな静かにしてね〜!」

あまりにも場違いな明るい声に殆どの参加者は唖然。殺風景の空間にそぐわない少年の声だ。

「おい誰だてめぇ! 俺達にこんなとこ連れて何がしてぇんだよ!」

短髪で眼鏡を掛けた少年が青筋を立てて怒鳴りつける。眼鏡を掛けた少年が言うと、彼に続くように次から次へと罵声に近いような野次が飛び交う。

「そうだそうだ! お前は何が目的なんだ!」
「ふざけんじゃないわよ!」
「突然知らないとこ連れてきて誘拐とかやめてくれる!?」

ぎゃあぎゃあ騒ぎ立てる参加者に死神は拳銃を持って上に向けて一発放つ。バァンと大きな銃声が空間に響き渡り、ざわめいた参加者の声は一気に静まり返った。

「そこ、うるさいよ〜。静かにしないと次は殺すからね〜?」
「こ……殺す!?」
「死にたくなければ大人しく黙りな。今から説明するからちゃんと聞いてね?」

死神の物騒な言動にざわめいた声もなくなり、ようやく静かになったところで彼のルール説明がはじまる。

「あんたらが集まったのはとあるゲームをすることになっているからだよ。で、そのゲームはあんたらが全員殺し合いをしてもらうよ」
「は!?」
「こ……殺し合い!?」
「何で僕達が殺し合いをしなくちゃいけないんですか!?」

殺し合い、という単語を聞いて参加者は再びざわめくも死神は両手を叩いてざわめいてる参加者を制止する。

「はいはい説明はまだ終わってないよ? 説明は最後まで聞いてね? で、続きだけども殺し合いは最後の一人までやってもらうよ。あんたらの首についてあるのは爆弾仕込みの首輪だ。無理に外そうとすると爆発して首が飛ぶよ? このように……ね!」

死神が指を鳴らすと、黄色のつばで赤いキャップ帽を被り、緑色の服を着た少年の首輪が点滅する。

「うわわわわ! 何で!? なんで俺なんだよぉお!」
「安雄(やすお)!?」
「やだやだやだやだ! 死にたくない死にたくない死にたくない! 誰か助けてぇえええ!」
「近くにいる人は離れてよ? 巻き込まれるかもしれないし?」
「いやだああああああ! うああああああああ!」

赤いキャップ帽の少年ーー安雄の絶叫も虚しく、頭が弾け飛んだ。噴水のように血が噴き出してばさりと帽子も落ちて首から下は力なく倒れた。
安雄の周りには血だまりも出来ていた。

「やすお……? 嘘だろ……?」
「きゃあああああああああ!」
「うわああああああああ!」
「いやあああああ!」
「麻友(まゆ)ちゃんと里桜りおちゃんは見たらあかん!」
「太郎! お前も見るんじゃねぇ!」

安雄の死体に殆どの参加者は阿鼻叫喚状態だ。中には嘔吐をする者もいれば泣き出す者など反応は様々だ。

Re: 【Rー15G】バトロワ 〜血塗られた紅〜 ( No.12 )
日時: 2014/04/24 13:17
名前: 葉月@iPhoneにて執筆ッス(≧∇≦) (ID: z5ML5wzR)

「そうそう、あんたらにいいものを見せてやるよ」

死神は明るい口調で言うと、現れたのは黒髪ロングで黒いワンピース、赤い眼鏡を掛けた女性だった。その女性の姿を見た参加者の殆どは再び阿鼻叫喚だった。

「はづきさん……? なんで……?」
「嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だ! 何で作者がこんな目にぃい!?」
「いやああああああ! 作者あああああ!」

女性……葉月は全身傷だらけで頭がかち割られた状態で、黒のワンピースもボロボロになっている。
彼女が傷だらけのボロボロ状態を見て、再び泣き叫んだり(特に女性陣)嘔吐をしたりという人も続出する中で怒りを覚えた者も存在した。

「てめぇ……ふざけんのも大概にしろよ……!」

赤い髪で眉毛が二つに割れた少年はギュッと拳を強く握りしめて地を這うような声で言う。
作者である葉月がこのような酷い目に遭って黙る者はいないが、もし死神に手を出せば安雄のように首輪が爆発するという恐怖もある。

「あれぇ〜? この子殺したと思ってんの? 意識ないけど何とか生きてるよ? 殺したらあんたらが帰れなくなるし?」
「…………」
「まぁ死に急ぎたいなら勝手に死ねば? あの坊やのように首輪で爆発してさぁ。それが嫌なら大人しく説明を聞きな」

血も涙もない死神の言葉に参加者は何もできずにただ彼のいうことに従うだけしか出来なかった。
死神は明るい口調から冷徹で淡々とした口調に変わり、バトルロワイアルという名の殺し合いのルールを説明した。

「支給品は筆記用具に紙、地図、コンパス、飲食物、配布された武器があるぜ。放送は六時間ごとに流す。それと同時に禁止エリアも発表するよ。禁止エリアを発表した後に時間内にエリアを出ないと首輪が爆発するから気をつけなよ? それと、エリアの外に出ても爆発するぜ。
放送の時に一人も殺さなかった場合はあんたら全員の首輪を爆発させて、このかわいこちゃんを殺すよ。説明は以上だ。質問はあるか?」
「ありますよ……山ほどねぇ……!」

一通り説明を終えて死神が質問を促すと、一人の少女が怒りに満ちた表情と声色で言う。
その少女はショートヘアで毛の端っこに青いメッシュが入っていて、青い瞳と青い眼鏡、青い着物を着ている。

「ランスロットさん、抑えて! 質問によっては安雄君みたいになりますよ!」

ランスロットと呼ばれた青尽くしの少女に桃色のツインテールの少女が制止する。

「ふぅん、山ほどねぇ……。俺が答えられる範囲なら何でもどうぞ?」

死神が答えられる範囲の質問なら何でもいいと言ったため、ランスロットはこの質問をする。

「何故葉月様をやったんですか? 彼女は何も悪くないのに、何故このような仕打ちを受けなければならないのですか?」
「あまりにも強情だったからねぇ……ちょっと痛くしたらひいひい鳴いてくれてね。そしたら落ちたよ」
「それはあなたがやったんですか?」
「当たり〜! そう、俺がこの子をやりました〜(≧∇≦)」
「本当ならあなたをここで斬り捨てるのですが、私の愛刀がないので大人しくあなたの意見に従うと致しましょう」
「その威勢、俺は嫌いじゃないぜ? だが、あんたの威勢がどこまで続くのか見せてやろうじゃねぇの! まぁ、あんたは一緒にいた仲間が殺されるか裏切られるかで壊れると思うがな」
「ランスロットさん、これ以上刺激しないでくださいよ……」
「では、私達の首についている首輪は爆弾が仕込んであるのとは別に何があるのですか?」
「そうだなぁ……能力の封印……つまりあんたらが持っている力は使えないことになってんの。魔法とか、瞬間移動とか飛行とかそういうのね。一言で言うと力を持たないただの人間と同等さ。能力だけで補っていた子にとっては大分不利だと思うがねぇ?」
「私の青龍の力もですか?」
「そう! 強大な力は一切使えないようにしました〜! 質問はこれでおしまいだよ〜ん☆ じゃ、張り切って殺し合ってね〜(≧∇≦)」

死神が明るい口調に戻して参加者を次々と飛ばして行った。
参加者が次々と飛ばされる中、伊那谷は死神に言う。

「お前……彼女をやったんだな」
「まぁね。やり甲斐があったからやったまでの事だけどね」
「そっか。私にとってはどうでもいい事だな。そのゲームを楽しむとするよ」

伊那谷はこの殺し合いを楽しむと言うと、直ぐに消えた。



これから始まるのは生死を賭けた殺し合いのゲーム。
彼等はこの血塗られたゲームの中で最後まで生き残ることが出来るのか?


今回の死亡者:安雄

死因:安雄……見せしめによる。

Re: 【Rー15G】バトロワ 〜血塗られた紅〜 ( No.13 )
日時: 2014/04/24 13:25
名前: 葉月@iPhoneにて執筆ッス(≧∇≦) (ID: z5ML5wzR)

(^ω^≡^ω^)あとがきだよ〜ん

※本編では私が死神にフルボッコされているため、代わりにキャラが言います。あとがきというより舞台裏って感じですねwww

スネ夫「安雄が死んだぁあああ!∑(゜Д゜)」
ランスロット「殺し合いでなければすぐに葉月様をやった主催者である死神を青龍の力と愛刀でコテンパンにしますがね……(#^ω^)」
のび太「ランスロットさん怖いよ! 抑えて!」
死神(オリキャラ)「いや〜ん、そんなことされたら俺が死んじゃうwwwwww」
緑間「高尾みたいに気色悪いこと言うな」
高尾「ちょwwwwww 緑間ひでぇなおいwwwwww」
緑間「当然のことを言ったまでなのだよ」
雪菜「伊那谷さんと死神って何か通じてるような感じですね」
伊那谷「さぁ? 私がどういう奴かまだ知らないだろ?」
沙綾「次回がどうなるんか不安やわぁ(棒」
高尾「沙綾ちゃん、棒読みwwwwwwwww」

Re: 【Rー15G】バトロワ 〜血塗られた紅〜 ( No.14 )
日時: 2014/04/24 13:46
名前: 葉月@iPhoneにて執筆ッス(≧∇≦) (ID: z5ML5wzR)

オリキャラ紹介

死神(本名は非公開) 性別:男性

年齢:不明(声からして十代半ばぐらい)

イメージ声優

鈴木達央

今回のバトルロワイアルの主催者。
声や口調は黒子のバスケの高尾そのものだが、性格は冷酷非道で加虐。「三分間」シリーズのルサみたいな愉快犯でもある。
今回は伊那谷との関係があるが……?
ちなみに作者の葉月を完膚無きまで叩きのめしたのは彼である。