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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.12 )
- 日時: 2014/05/10 13:07
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: rh5Dd4le)
刀を抜こうとするが、気がつくと刀がなく、
青年の手に握られていた。
「良かった。念のためって大事だね」
そう言って笑う。
「お前は誰だ?私が悲鳴をあげれば両隣から人がやってくるぞ」
厳しい口調で問いかける。
「やはり、覚えていないか。無理もない」
知り合い?いや、違う。
「私は神松。 お前の兄だ」
わけもわからないことを言う神松。
兄?
そんなもの、私にはいない。
ましてやこの世界にいるわけがないのだ。
「信じられないのか。無理もない。
ならば、お前の誕生日を当てよう。4月16日、A型」
・・・・当たっている。
「たまたまということもある」
「お前の好きな人は・・・・」
「おい!言うな!」
兄でも普通は知らないだろ!
「昼間のことは見ていた。お前はもう、目覚めている」
そして、肩の紋章、とつけたした。
「何の話?」
その後に口から出た言葉は衝撃的な事実だった。
「お前は ・・・・呪われている」
さらに私は事実を聞いた。
私達の一族は昔、鬼との決闘に勝利したが、呪われてしまったこと。
その呪いは子孫に永遠に続くこと。
だが、その呪いは呪いとは言えなかった。
恐るべき胴体視力を手に入れ、選ばれた者だけに特別な能力が宿るという。
呪いと言える部分と言えば、人から恐れられることだろう。
能力を使う時には目の色と髪の色が変化する。
さっき半兵衛が言っていたことは嘘ではなかった。
そして神松はこう言った。
「私には特別な能力はそなわなかった。選ばれなかったんだ。だけどお前は肩に紋様が浮かんでいる。恐らくは・・・・
お前は選ばれた。
お前は元の世界の人間ではない。ここの世界の人間だ」
私は黙って聞いていた。
特別な能力?何それ?
と言いたい所だが、そうも言えなかった。
現に証拠が揃いすぎている。
私は、どうなるのだろう。
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