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Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.3 )
日時: 2014/05/04 13:29
名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)

第3話「はじめまして」

「あの、逃げないんで縄はかけないでください」

私はそれだけ言った。
縄をかけられた経験はないし、罪人なんかじゃない。
なのに縄をかけられるなんて嫌だと思った。

「逃げるような真似したら、斬るからな」

ゾクゾク



そして着いたのが大きな部屋。

「秀吉様、三成でございます」

「おお、入れ入れ」

そう言って襖をスーッと開けると、目の前にはやはり、「あの」秀吉様がいた。

「む?隣の娘はどうした?」
「中庭にて捕らえた次第にございます」

「は・・・?」

そりゃあそうでしょうよ。
驚くでしょうよ。

でも私も驚きましたよ。

なんで、なんで


半兵衛様が生きてるんだーーーー!






ヤバイ、変な緊張が。
別に、半兵衛様が好きだとかそういうわけではなく、軍師ってまあ、お目付役的な?

いやいや。


「君ってさー。どっから来たの?」

いきなり質問きますか!?

えーっとなんて言えばいいのかな?

「400年余り先からきました」


は?は?

私って、馬鹿なの?
正直に答える奴がいるか!?

これが本物の口が滑ったっていうやつじゃん。


「未来から来たんだ。へー」

へーって何?


「この娘は危険です。火種は消すべし。直ちに処分を」

そう言ったのは官兵衛。
ですよね。そう言うと思った。



「お主、名は?」

「西園寺、優歌です」


「聞いたことのない名前じゃな」

でしょうよ。
未来だもん。

「お主は、間者か?」
「いいえ、違います」

即答。はい、なんて答えたら命はない。

っていうか、私って死んだんじゃないか?
だからこんなところに・・・

なんていう変な考えが頭をよぎった。

んなわけないじゃん。
やけに記憶が鮮明だし。

私はトリップしたらしい。




「なぜここにいた?」

「知りません。元いた世界で私は死んだはずでした。しかし、目が覚めて、中庭にいて」

・・・沈黙。

「秀吉様、私達は仕事があるので」

そう言って部屋を出て行く子飼い3人。


・・・再び沈黙


「元いた世界は、本当に未来か?」

いや、わからない。
私の知っている歴史は こんなのではない。

「未来というより、別の世界の時間だと思います」

「そうか。年は?」

質問ばかりだな。
「14です」

「「嘘だろ!」」

なぜか秀吉様と半兵衛様が同時に叫ぶ。

「このように綺麗な女子が14!大人っぽいのう」


・・・秀吉様は、女好きだ。




「決めたぞ!半兵衛、お主、まず優歌を風呂へ。そしたら広間に連れてきてくれ。みんなに紹介する」

「殿、優歌とやらを信じるのですか?」

「官兵衛、こいつは嘘を 言っておらん。どうやら帰れないようだし、しばらくここにおこう」






ーーーーーー勝手に話が進んでる。