二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.9 )
日時: 2014/05/06 18:13
名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)

第9話

「優歌、中庭で手合わせをしろって」

どうやら実力次第らしい。

「誰と?」

「正則」

へ?今なんと?

「正則」

「何故2回言う!?」

「頑張ってね♪(v^_^)v沢山見に来るみたい」

笑ってるよ。
にしても女子相手にいきなり福島正則って))オイオイ

いや、ツッコミたくもなるわそりゃ。

「一息入れますか!」

そして中庭。
ここは私が最初に石田さんたちに見つかった所。

「おい、正則。手加減少しはしてやれよ」
そうつぶやく利家さんの声が聞こえた。

「手加減するなんて、武士の恥ではなくて?」
そう言うと、悪りい悪りいと手を振った。





気がつくと全体会にきていた人全員が来ているような気がした。


「これより、手合わせを行う」

静まり返る、中庭。

「始め!」

その一言で場の空気が張る。

「うらぁぁぁぁ!」
そう突っ込んで来る正則さん。

馬鹿?

次の瞬間、正則の視界から優歌は消えていて。
代わりに正則の腹部に木刀を当てる優歌の姿があった。

「んな!?」


場の空気が凍りつく。


「容易い」

私は一言言った。

(((かっこいい)))



私が良く人に言われるのが、「刀をもつと人が変わる」だ。

果たしてそうなのかは分からない。
ただ、とてつもなく爽快な気分になるのは同じだった。

「う、嘘だろ・・・・」

その場にしゃがみ込む正則。

「なんか優歌が消えた・・・・」

「んな訳ねぇだろ」

「お、おい利家、お前やってみろよ」

そう言って2戦目。


「始め!」

お互い間合いを詰める。

次の瞬間、木刀を振りかぶった利家の首元に優歌の木刀がピタッと止まっていた。

「・・・・」

何度、誰とやっても結果は同じで。

「優歌、もうええ。お前を1人前の将として認めよう」

こうして私は武将としての肩書を手に入れたのだった。