○プロローグ○私、柳白奈は真っ直ぐに前を見つめていた。目の前には、羅刹隊。「血・・・血・・・」私はゆっくりと愛剣(琴月)を抜く。我流の剣術で敵を捌く。当てもなく彷徨う奴らを倒すのは簡単で。だけど、当てもなく彷徨うと言ったら、私も・・・・ーーーー同じかもしれない