二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter1 イキノコレ 非日常編 ( No.109 )
- 日時: 2014/06/08 16:10
- 名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)
赤い扉の前に着くと既にみんながいた。
「・・・みんな集まったが、開くのかこれ?」
「開くんじゃないー?」
そう藍川が扉を開けた。
「ほらほらっ!! 開いたよー!!」
そう言って中に入っていった。
俺達もそれに続き入っていく。
「・・・なんだここ。」
瀬川がそう言ったとおり、不思議な場所だった。
目の前には昔のエレベーターみたいな物があり、入れるようだったが・・・。
『あ、みんな!! そのエレベーターに入って!!
ボク奥で待ってるから!!』
そんなモノクマの声にみんな反応し、エレベーター・・・なんだなこれ。
それに入り、みんなが入ったのを確認するとボタンを押してエレベーターの扉は閉まり、下降した。
ゆっくり、ゆっくり、エレベーターは下降していく。
みんな緊張した顔でその下降を感じている。
当たり前だ・・・。初めて死体を見て、その裁判に勝たないと俺達は死んでしまうんだから・・・。
犯人を・・・見つけて、生き延びるんだ・・・!!
そう決意した瞬間、エレベーターは目的地に着いたようで大きく振動した。
エレベーターの扉が開き、前へ進んだ。
そこには学園にあったとは思えない場所が広がっていた。
壁紙は赤いカーテンが一面に広がっていて、壁にくっつけるタイプの豪華なランプが周りを明るく、不気味に、照らしている。
中央には教壇が並んでいて数は・・・ちょうど18台かな。
「オマエラ、お待ちしておりました!!」
そう言っているのは一番高い椅子に座っているモノクマ。
正に高みの見物をしていて、貴族のように足りない足を組んで優雅にワインを飲んでいた。
「ささ、台に名前が書いてあるから自分の席に着いてちょうだい!!」
そう言われる通り、俺達は自分の名前を確認してその席に着いた。
ふと見ると、ディムの顔写真が遺影のようなモノクロで立っている。
写真には×印が大きく書かれていた。
「なあ、あれって何だ?」
瀬川が写真を見ながらそう言うとモノクマは嬉々としてこういった。
「あぁそれ? 死んだからって仲間はずれにするのは可哀想でしょ? 友情は!! 生死を飛び越えるのです!!」
「そんなのどうでもいいよ。 早く始めて。」
そう春白が腕を組みそう言うとみんなは写真から目を離して前を向く。
ディムはあだ名とかで人を怒らせたり戸惑わせていた・・・。
でも、必死に仲良くしようとしていた。
実際に・・・俺との交流で嬉しそうにしていたし、照れ隠しかなにかでどこかへ行った時ため息ついていたし・・・。
そんな彼を殺した人が・・・ここにいる。
絶対に・・・犯人を突き止めるんだ!!
命がけの裁判
命がけの騙し合い
命がけの推理
それが今・・・始まる!!
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