二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter1 イキノコレ 学級裁判編 ( No.115 )
日時: 2014/06/09 20:11
名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)

学 級 裁 判   開 廷  !!



モノクマ「えー、それでは・・・学級裁判のルールを簡単に確認したいと思います。

学級裁判の結果はオマエラの投票により、決定されます。
正しいクロを指摘できた場合は、クロのみがオシオキされ、間違って人物を指摘した場合はクロ以外の人がオシオキされます。
そして見事みんなを欺いたクロのみが卒業することができるのです!!」

片桐「・・・本当に犯人はこの中にいるのか・・・?」

モノクマ「はい!! 間違いありません!!」

月樹野「それでは・・・何から話をしましょうか・・・?」

波希「じゃあまずはみんながわかる事から見ていこうか。 その方がよく進められるでしょ?」

浅峰「被害者はディムってことだなああああ!!?」

鼎野「それぐらい誰だってわかるぞ・・・。」

藍川「うーん・・・じゃあ死因から話を進める?」

鷹取「確か・・・【腹からの出血多量】だったよなっ!?」

片桐(・・・・あれ? 捜査したのとちょっと違うぞ・・・? ここは思い切り行かないと駄目だよな・・・。)


「それは違う!!」
【腹からの出血多量】<【モノクマファイル】


鷹取「・・・あれ? 何か違っていたか!? だがそんな事は・・・」

片桐「・・・モノクマファイルを見ると『出血多量』じゃなくて『刺殺』だぞ。 ご丁寧に腹じゃなくて『心臓を指した』って記入してあるし・・・。」

鷹取「・・・あっ!?」

瑞哉「・・・ちゃんと見なよ・・・。」

夜長「でも不思議じゃない? なんで心臓なの? 【どう考えても腹に刺さってる】じゃない。」

片桐(それは・・・多分・・・。)


証拠提出
【どう考えても腹に刺さってる】<【検死結果】


片桐「・・・実はさ、検死でわかったことがあるんだ。 それは『カモフラージュ』だって事を。」

夜長「カモフラージュ!?」

鼎野「ああ。 背中に直径5〜6ミリぐらいの刺し傷があったんだ。
   つまり、包丁は『死後に刺した』んだ。」

黄瀬「うーん・・・包丁だと・・・無理でありますね。」

瀬川「じゃあ別の・・・【真の凶器】があるんだな・・・。」


「それに賛成する!!」
【真の凶器】<【アイスピック】


片桐「あぁ。 瀬川の言うとおりだ。 『真の凶器』があったんだ。
   そうだよな・・・? 鷹取。」

鷹取「・・・なんかあったのかっ!?」

片桐「・・・キッチンにアイスピックがあっただろ・・・?」

鷹取「・・・あぁ!! あれか!! 確かに血の臭いがしたし、間違いないぞっ!!」

小鳥「これで凶器は判明したよな!!」

片桐「ああ。 それじゃあ次の話題に・・・」



早緑「その推理では他の皆さんの筋は立ちませんよ!」

 反論ショーダウン ver.早緑


早緑「甘いですよ!! それじゃあここにいるほぼ全員が納得いきません!!」

片桐「いや・・・これで合っているんだ・・・!!」

早緑「ならば、私にその推理をぶち当たらせてみてください!!」


 反 論 ショーダウン  start !!


早緑「 まずそれには血痕などもついていないんでしょう?

    ならば、それが真の凶器だとは言えないと思うんです!!」


片桐「 ああ・・・確かに血痕も付いていないし、俺には臭いは感じられなかった。
    だけど、直径5〜6ミリで細い鋭利な物と言われたらアイスピックしか思い付かないぞ!!」


早緑「 だから筋が立たないと言っているんです!!

    血痕も付いていない凶器・・・証拠不十分です!!

    それに、【アイスピックも鉄で出来てて同じ臭いの筈】です!!」



「その言葉、斬らせてもらうぞ!!」
【アイスピックも鉄で出来てて同じ臭いの筈】<【アイスピック】



片桐「同じ鉄と言っても、血の臭いと普通の鉄の臭いは判別出来ないと思うか・・・? 実際鷹取は嗅覚は俺達より上だし、血の臭いは視聴覚室でみんな嗅いでいるはずだ。 知らないとは言えない・・・。
   それに、血痕が付いていないのは洗った後だから・・・そう言えるだろ?」

早緑「で・・・ですが・・・」

瀬川「アイスピックの鋭利な部分って錆びていない限り鉄の臭いは漏れないと思うぞ? 
   洗う前に酸化してしまった血の臭いがアイスピックに付いた・・・これで納得がいく筈だ。」

三神「確か深夜に殺しちゃったんだよね? 夜時間は水が出ないし、食堂が開いていないから洗えなくてそのまま臭いが染みついちゃったんだ!!
   あいたんこれで納得がいったよー!!」

早緑「な・・・なるほど・・・。 すみません、なんか舞い上がっちゃって・・・。」

七花「気にしない・・・。 まだ時間はある・・・。」

波希「えーと・・・まとめると、真の凶器はアイスピックで・・・包丁はカモフラージュなんだよね? それで背中からぐさり・・・。」

夜長「ぐさりって・・・嫌な言い方しないでよ・・・。」

鼎野「すまん、一ついいか?」

瑞哉「・・・なに?」

鼎野「もう一つ・・・検死してわかったことがある・・・。
   『毒』だ。」

春白「毒・・・? 刺殺とはなんも関係がないだろう。」

瀬川「いや、もしかしたらそれに解決の糸口があるはずだ。
   次の話題はこれでいくぞ。」