二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter1 イキノコレ 学級裁判編 ( No.118 )
日時: 2014/06/09 21:21
名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)

寺阪「・・・そういえば片桐、死体の傍に何か落ちていないかと言ったな。 もしかしたら毒のこと何か知っているのではないのか?」

片桐「あ・・・あぁ、実は昨日の夜購買部にあるガチャガチャで毒薬引き当てちゃって・・・それを物陰に隠していたんだけどなくなってたんだ。」

夜長「やっぱりあんたが犯人じゃないの!? それ!?」

片桐「だから違うって!!」

瀬川「その話は後だ。 片桐、その毒薬どんなのか覚えているか?」

片桐「トリカブトの成分が入っている・・・ってラベルに書いてあったな・・・。」

三神「トリカブトって日本三大有毒植物・・・なんだっけ?」

鷹取「あぁ!! ちなみにトリカブトを食すると嘔吐や呼吸困難、そして臓器不全が起き死に至るんだ!!」

小鳥「さすがサバイバー・・・植物とかに関しては詳しい・・・。」

春白「これで犯人は最初から殺す気だったと考えられるな。」

波希「でも死因は刺殺だから・・・毒は刺した後にやったんだね。 ちなみに片桐君、毒薬については他に知っている人はいるかな?」

片桐「(・・・一人・・・いる。 拾っただけだけど・・・知ってる人が。)」


怪しい人物  指定

『黄瀬 遥』


「お前しかいない!!」

片桐「黄瀬、お前確か毒薬を拾ったんだよな?」

黄瀬「・・・ああ、確かに毒薬の事は知ってるでありますよ。 死体の傍に落ちていたんであります。」

瀬川「・・・お前、意見の糸が切れていないか?」

黄瀬「・・・なにがでありますか?」

瀬川「片桐は知らないのは当たり前だが・・・あの状況で死体以外に何かに気を配れないと思うんだ。初めて見てしまったんだし、そんなに冷静にはできないと思うな・・・。」

黄瀬「た、たまたま目に入っただけでありますよ!! それだけで私を犯人と決めつけるだなんて・・・大体証拠も無いじゃないでありますか!
凶器とか死因とか毒薬とか【男の人】がやったとかしかないじゃありませんか!」


「それは違う!!」
【男の人】<【波希の証言】


片桐「・・・一ついいか? 黄瀬・・・」

黄瀬「な・・・なんでありましょう?」

片桐「なんでお前は・・・『犯人が男』ってわかるんだ? 犯人の特徴は何一つないのに?」

七花「・・・確かに・・・特徴とかは何も話していない・・・。」

月樹野「そ、そこら辺どうなんですか黄瀬ちゃん!?」

黄瀬「えぇと・・・これは・・・そ、そう!! 波希ちゃんが教えてくれたんであります!! 【すれ違ったのは男の人】だって!!」


「それは違う!!」
【すれ違ったのは男の人】<【波希の証言】


片桐「波希は男の人とすれ違ったとは一言も言っていない!! それに、すれ違った人物の性別も彼は忘れているんだ!!」

波希「・・・あ、うん。 僕が覚えているのは『黄色い人』だったよ。」

瀬川「黄色い人か・・・当てはまるのは七花と小鳥と黄瀬がいるが・・・背中までアイスピックを突き刺せるか?」

小鳥「む・・・無理無理!! ディムにーちゃん背高いし!!」

七花「僕も無理・・・。 あの人、180はあるし・・・階段状の床だけど・・・刺せたとしても心臓に刺せるかどうか・・・。 それなら少なくとも30cm差はある貴方ならできる筈じゃ・・・?」

黄瀬「う・・・ぐ・・・」


片桐「・・・一旦、事件をまとめるぞ。」


クライマックス  推理   start !!

Act.1
「まず犯人はメモで視聴覚室にディムを呼び出したんだ。 方法としては多分ドアに挟んでやったんだと思う。 それに気づいたディムは殺人の被害者になる事を知らずに視聴覚室へ行ってしまったんだ。」


Act.2
「犯人は先に殺人の道具を用意し、息を潜めてディムを待った。
ディムが来ると、気づかれないように後ろから・・・ディムの心臓を刺してしまったんだ。
それで・・・死んでしまった。」


Act.3
「犯人は、毒薬を刺し傷に塗り、その後多分火事場の馬鹿力ってやつで机の下に移動させた。
幸い、机とはそこまで距離は全然なかったしね。
そしてその後、カモフラージュとしてディムの腹に包丁を刺したんだ。
 ちゃんと返り血を防ぐように手をタオルで巻いて。」


Act.4
「その後犯人はランドリーへ行き、タオルを洗濯機へ入れ起動させランドリーを出た。
・・・多分その後、アイスピックを洗いに行こうとしたんじゃないかな? 犯人は食堂へ行ったんだよ。」


Act.5
「でもその時間は夜時間。 食堂は開いていなかったんだ。
しかも、それを忘れていた波希が食堂へと向かったんだ。それですれ違ったんだよ。 ・・・まあ、波希自身は細かいことは寝ぼけていて覚えていないけど。

そして犯人は朝になってアイスピックを洗って戻したけど・・・人並み以上の嗅覚を持つ鷹取がそれを見つけてしまった。
そして・・・使った毒薬を拾ったと嘘をつき、俺に渡した・・・。」



片桐「・・・そうなんだろ・・・? 『黄瀬 遥』!!」



黄瀬「・・・っ!!」



B R E A K !!