二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter1 イキノコレ 非日常編 ( No.143 )
日時: 2014/06/12 21:19
名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)

俺達が目の前で見たのは・・・


『超高校級のマジシャン』 黄瀬 遥 の末路と亡骸だった・・・。

「な・・・なんだよ・・・これ・・・!!??」
「黄瀬・・・さ・・・」

あまりに残酷なその末路にある人は青ざめ、ある人は立つ気力さえ無くなった。

「エクストリィィィィィィィィム!! アドレナリンが染み渡るぅ!!
ねえねえ、どうだった? 凄い絶望的でみんなもドキドキワクワクしたでしょ?」
「ふざけるなあぁぁぁぁ!! 人の残酷な末路を見て誰がワクワクすんだよおおおおお!!」

浅峰が叫んでそうモノクマに突っかかる。
突っかかると言っても前の事もあってか暴力は振るっていない。


「・・・も・・・限界・・・」


そうぼそりと誰かが呟く。

「・・・夜長さん? どうしたの?」
「もう限界!! もう嫌っ!! 殺されるかもしれないこの生活もう嫌!!」

近寄って心配した波希を払いのけ、夜長はモノクマの元へ泣きそうな、でも怒った顔で近寄る。

「モノクマいい加減に私達を出してよ!! アンタのせいでディムも黄瀬も死んだんだよ!!?? アンタのせいで!!」
「ふーん。 ボクに刃向かう気なの?

いいさ、やってやるよ!! このボクを倒したらオマエラを出してや・・・」


モノクマは途中でその音声を出さなくなった。
理由は簡単だ。夜長に投げられ、壁にぶち当たり起動しなくなったからだ。


「・・・は、はは・・・。 これでいいんでしょ・・・?」


「なーにがいいだよ!! 校則違反したんだもん? どうなるかはもうわかっている筈でしょ?」

モノクマは先ほどと同じ位置にいて夜長をあの赤い目でギロリと睨んだ。

「・・・は? だってあんた出してくれるって・・・」
「はーあ、最後まで聞かないから駄目なんだよ?
ボクはね、オマエラを出してやらないって言おうとしたんだよ?」


夜長だけじゃない。 ほとんどのみんなが青ざめた。

「ちょ・・・ちょ・・・おかしくない!?」
「じゃ、校則違反者には罰を受けてもらわないと!!

助けてー!! グングニルの槍ー!!」


一瞬だった。 本当に一瞬だったんだ。
モノクマがそう叫んだ瞬間・・・夜長の身体には・・・


「・・・え・・・? な・・・で?
ど・・・して・・・? ・・・・・・ちゃ・・・・?」


そう掠れた声で言うと彼女は倒れ・・・息絶えた・・・。


「よ・・・夜長さん!!??」
「てめぇモノクマ!!」
「ボクはどうもしてないよ。 校則破った彼女が悪いんじゃないか。」

モノクマはそう言ってゲラゲラ笑った。

「ま、突っかかったそいつが悪いんだから怒るもないも意味ないじゃん。」
「・・・自業自得の気がする・・・。」
「ちょっ・・・二人共そんな言い方・・・!!」

酷い。そんな事を言おうとすると瑞哉はこういった。

「・・・だってこの前白黒に暴力は駄目って教えられたのに・・・それを忘れていたとしても自業自得だとレイは思うよ・・・?」

その言葉に俺達は黙った。
・・・それもそうだ。確かにどうなるかぐらいはわかっていたのに・・・。

「とりあえず立ち話はそんぐらいにして休んだらー? ドアから帰ってね! んじゃ!!」

そう言ってモノクマは消えた。
その後俺達は二人の死体を・・・見続けた。


アイテム GET!!
『高級トランプ』
少し焦げている高級なトランプ。
黄瀬の父が頑張ってお金を貯めて彼女に与えた物。
結構使い古されている。



〜生き残りメンバー〜

片桐 昇   (超高校級の幸運)

瀬川 夏樹 (超高校級の人形師)

波希 千奈 (超高校級のパズルゲーマー)

小鳥 日那 (超高校級のバックダンサー)

藍川 夢光 (超高校級の演奏家)

三神 愛  (超高校級のご当地アイドル)

鷹取 つばめ(超高校級のサバイバー)

月樹野 ゆう(超高校級の女将)

春白 鈴花 (超高校級のファッションデザイナー)

寺阪 龍之介(超高校級の応援団)

瑞哉 霊  (超高校級の霊媒師)

七花 火蛍 (超高校級の花火師)

鼎野 一郎太(超高校級の忍者)

浅峰 小太郎(超高校級の体育委員)

早緑 詠  (超高校級のショコラティエ)



chapter1  〜イキノコレ〜    終了