二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter00 〜アリエナイ日常、ありえない新生活〜 ( No.2 )
日時: 2014/05/16 23:23
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: TV0MM72m)

———ここはどこだ?



———俺は何をしている?



———目の前に転がっているいくつもの死体は何だ?



———…なんで神谷は俺の方を向いていないんだ?



透明な檻に閉じ込められたかのように、身体はいうことを聞かない。動こうとも足が動かないし、手を伸ばそうとも目の前に手が伸びることはない。
目の前には白と黒の不気味なぬいぐるみがいる。俺達にコロシアイを強要した張本人だった。
みんなで出ようと切磋琢磨したはずだ。だけど、どうしてだ?何故?何故俺以外みんな死んでるんだ?



どうして———神谷春子はこちらを悲しそうな目で見ているんだ?




———そして。お前は誰だ?



———何故お前が「幸運」としてそっちにいるんだ?



———お前は幸運じゃないだろ。お前は何者なんだよ!!





叫んでも届かない俺の声は、ただ暗闇に広がるだけだった。目の前の白い髪の男は、神谷と楽しそうに話している。
どうしてお前がそこにいるんだ?なぜ?なんで?おかしいだろ。どうして?なぜ?




なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?






「…あれ?俺、何してるんだろ…」



















———これは、苗木誠も、日向創も、神谷春子も、水上翼も。
あの「モニャン」だった存在も知らない———。







——————影の、物語。