二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 学級裁判編 ( No.228 )
- 日時: 2014/06/30 18:50
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: Z7CFL5rC)
藍川「どうなの?鈴花ちゃん!鈴花ちゃんが毒を厨房に持ち出したの?!」
瀬川「片桐の証言と、今までの状況を察知すれば『春白以外に』毒を持ち出すことなんか不可能なんだ」
鷹取「お前が…お前が…浅峰を殺したのか…!!」
七花「いや、まだ殺したと決まったわけじゃ…」
寺阪「毒を持ち出しておいて犯人じゃないのはおかしいだろ?!春白、さっさと自供しろ!!!」
片桐「(確かに、2人の言うことはわかる。だけど、それで片付けてしまっていいのか…?)」
春白「…………ふふ、あっはははははははははは!!!
正解!!愚民のくせによく見破ったじゃないか。そう、片桐の馬鹿とモノクマの会話を聞き、購買部から厨房に毒を持ち出したのはこのボク、『春白鈴花』だよ。
今回ばかりは見破られてしまったから自供するしかないね」
月樹野「えっ…?だったら浅峰君を殺してしまったのもあなたなんですか?」
鷹取「そうに決まっている!!お前のその目つき、『獲物を殺す目』と一緒だからな!!」
小鳥「だから目つきだけで決めていいもんかなー…」
春白「でも、キミ達は『詰めが甘い』。このままだとみんなおじゃんだよ?ま、ボクを犯人に仕立て上げたいのならそれでもいいけどね」
三神「この期に及んでそんな言い訳するわけ…?!やっぱり犯人じゃない!!」
片桐「(何か…何か違う気がする…。このまま春白を犯人として扱っていいのか…?だったらあいつはなんで追いつめられているのに余裕なんだ…?)」
モノクマ「えーと?議論の結果が固まったようなので、投票タイムに………」
瑞哉「…………待って」
モノクマ「なに?瑞哉さん、言いたいことがあるならどうぞ?」
瑞哉「……まだ、そこの男装を犯人と決め付けるのは早いと思う」
早緑「どうしてですか?毒を持ち出したのは春白さん、ならば犯人は春白さんで間違いありませんよね?」
瑞哉「アンテナ、よく聞いて。アンテナがあのアナウンスを聞いたとき、『何人』その場にいたの?」
片桐「(……あの場にいたのは俺と寺阪だけ。ということは、浅峰が殺されてから俺が厨房に来るまで、誰かが先に来ていたということなのか…!!)」
早緑「毒を持ち出したのは春白さん。ですから、【犯人は春白さん】で間違いないはずです!!」
『それは違う!!』
【犯人は春白さん】←『瀬川の証言』
B R E A K ! !
片桐「…瀬川。お前の抱いていた『違和感』って…」
瀬川「やっと気付いたみたいだな。そう、恐らく最初に浅峰の死体を見たのは春白だ」
寺阪「な、なんだと?!」
瑞哉「……レイも、メガネから話を聞いて変だと思った。アンテナと鉢巻が死体を見てアナウンスが流れたのに、その前には誰も熱血が死んだとは気付いていなかった。
……ということは、最初に死体を見た人間が『誰にも知らせなかった』。そうでしょ?」
瀬川「…この中で、そんなことを平気でしそうなのはこのコロシアイを肯定している『春白』、あんただけなんだ」
春白「……ふふ、そこまで気付かれているとは思わなかったよ。別に死体を見たところで人に教える義理はないだろう?」
小鳥「おおありだよ!!人が死んでるんだぞ?!」
藍川「…じゃあ、小太郎クンを殺しちゃったのは…一体誰なの?」
鷹取「うあー、自分全然分からないぞぉーーー!!」
早緑「…んー…。『浅峰さんが殺害された方法』でもわかればいいんですけどねぇ…」
瑞哉「……おさげ。それ、もらい」
早緑「え?」
瑞哉「アンテナ。【熱血が殺された方法】…何か心当たりはある?分からなくてもいい、みんなの意見を聞いて考えて答えを見つけ出して。そこに……『本当の答え』はある」
片桐「(浅峰が殺された方法か…。浅峰は、死ぬ直前に何をしていたんだろう…。
……あ、もしかすると……!!)」
物品及び証拠提供
【熱血が殺された方法】←『浅峰のジャージ』
片桐「……そうだ、ジャージだ!!」
七花「ジャージ?ジャージが何かあったんですか?」
鼎野「あぁ、もしかして片桐は『浅峰のジャージが濡れていた』ことを言っているのか?」
片桐「あぁ。濡れていたにしては随分時間が経っていないように見えたんだ。たぶん…浅峰は『死ぬ前に水を飲んでいた』可能性が高いぞ」
藍川「えっと…でも、それと小太郎クンが殺されたことと何か関係があるの?殺される前に水を飲んでいただけかもしれないよね?」
小鳥「そんなのんきに水飲んで、警戒してなかったのかな?」
七花「まさか、自分が殺されるとは思ってませんしね…」
寺阪「むしろ、どうやって毒が使われたんだ?」
早緑「水に毒が含まれていたのでしょうか?」
三神「そんなわけないでしょ?!」
月樹野「【コップに毒を塗って、被害者に水を飲ませれば】…」
片桐「(…………!!)」
『そうだ、そうかもしれない!!』
【コップに毒を塗って、被害者に水を飲ませれば】←『コップの破片』
同 意
片桐「浅峰は、『水を飲んで』殺されたんだ!!」
小鳥「ええええええええええええ?!」
三神「ま、ま、摩訶不思議すぎるんですけどー?!」
片桐「ほら、死体の状況見てみろよ。コップの欠片、明らかに不自然なところに飛び散ってるだろ?」
鼎野「…本当だ、ほかの欠片は顔の近くなのに手の近くに少しだけ散らばってるぞ」
鷹取「だったら!!だったら誰が殺したんだ!!!」
片桐「(あんな時間帯にそんなことが出来たのは………。あいつしか、いない!!)」
怪しい人物指定
片桐「…わかったかも知れない。浅峰を殺した犯人が!!」
寺阪「誰、誰なんだ?!」
→【ツキキノ ユウ】
片桐「そう、あの時間帯に厨房に出入りしていた春白以外の人物…。犯人はお前しかいないんだ、『月樹野ゆう』!!!」
藍川「……え?……え?ゆうちゃん、どういうこと……?」
月樹野「……は、い?」
- chapter02 〜明日の登らない丘へ〜 学級裁判編 ( No.229 )
- 日時: 2014/07/01 00:05
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: ZneQN.ef)
月樹野「……どういうことですか?私に殺人をする動機なんてありませんよ?」
片桐「だけど…厨房に『午前中』に来た三神や毒の自供をして犯人扱いされても『どうともしなかった』春白の他に、お前以外に誰か来たのか?」
月樹野「そ、それは……」
七花「それに、春白さんが毒を置いていった時間帯…。厨房には誰も入っていないし、誰かが来た覚えもない。むしろ入っていたら僕達が見てますよ」
小鳥「そうそう、入れるわけないよー。もし殺害するために来たんなら、『俺たちに見られなきゃ』ダメなんだからな」
月樹野「で、ですが!!それだけで私がやったとどうして言えるのですか?!毒が塗られた時間帯など誰にも分らないでしょう?!」
春白「じゃあ聞くけど。ボクが来た時間帯、具体的に覚えてる?」
月樹野「…………え?」
鷹取「あっ、それなら自分がきっちり覚えてるはずだぞ!春白がやってきたのは……。確か『12時45分』のはずだ。それで、帰って行った時間が『12時50分』だったな。
自分達が昼食を食べ終え帰って行ったのは…『午後の1時20分頃』だったな!」
片桐「浅峰が来るまでの10分間、誰か食堂にやって来たか?」
鷹取「自分はそのままプールへと直行したので行ってないぞ」
寺阪「俺は元々プールにいたな」
七花「僕は暫く片桐くんや小鳥くんと行動していましたね」
鼎野「俺は瀬川と一緒にいたぞ」
藍川「私は三神ちゃんとお部屋で音楽トークしてたかなー。以外にコアな曲も知ってるんだよね彼女!凄いと思っちゃった」
三神「えへへへ、ありがと!」
波希「僕?早緑さんと一緒にいたよー」
月樹野「み、瑞哉さんは?!瑞哉さんはどうなんですか?!」
瑞哉「……レイは殺してない」
月樹野「それだけじゃ証明できないじゃないですか!!10分間の間、もしかしたら【ここに来たかも】しれないじゃないですか!!!」
『それは違う!!』
【ここに来たかも】←『片桐とモノクマの会話』
B R E A K ! !
片桐「そんなわけないだろ!!瑞哉はもともと人嫌いなんだぞ。人がいそうな厨房に、それに人がいそうな時間帯に来ると思うか?!
それに、瑞哉はここで判明するまで毒の場所は知らなかったはずだ。なぜそんなことが言えるのかご説明願おうか!!」
月樹野「違う…違うんです!!どうして信じてくれないんですかぁ!!」
瀬川「…多分、俺が思うに月樹野は…『春白の言葉がきっかけになって』殺人をしようと思ったんだろう。そう推測している」
藍川「どういうこと?」
瀬川「だって、あまり動じそうにない月樹野が殺人を犯すんだぞ?モノクマの動機なんかで動くわけないじゃないか」
モノクマ「なんかってなんだよなんかってー!!」
春白「……ふふ」
三神「あからさまに笑うところが余計に怪しー!」
瀬川「そして、春白が毒をおいていったことに気付いた彼女は…おそらく、『春白殺し』を企てた。だけど…それは別の人物の死によって終焉を迎えた…」
鼎野「浅峰が毒が塗ってあるコップで、水を飲んで死んでしまったんだな…」
月樹野「ち、ちがう……ちがう……」
早緑「だったとしたら、月樹野さんは動揺していたのではないでしょうか…。だって、春白さんを殺すつもりが浅峰さんが死んでいたんですから」
鷹取「つき…きの…」
月樹野「違うって……違うって言ってるじゃないですか!!!私は殺してない!!殺してないんですよ!!!」
片桐「月樹野…」
月樹野「私はころしてません!!!お願いです!!信じてくださいよぉ!!!」
片桐「(月樹野……なんとかして止めないと!!)」
MachineGun TalkBattle vs.月樹野 START!!
月樹野「いい加減にしてください!!!私は殺人なんかやってません!!!」
片桐「だったら、お前も見てるはずだろ!!!浅峰を殺そうとしていた奴を……!!」
月樹野「うるさい、やかましい、黙ってください!!!誰の声も聴きたくありません!!!!」
片桐「いい加減にしろ!!!他の誰も厨房に入ってないんだぞ!!!」
月樹野「私じゃない!!私じゃない!!私じゃない!!!【私がやったっていう証拠】はあるんですか?!」
片桐「(……そうか、毒を塗ったのなら、そのコップに触っているはずだ……!!)」
『これで、決める!!!』
【私がやったっていう証拠】←『コップの破片』
B R E A K ! !
片桐「モノクマ。『浅峰の手の近くに散らばっているコップ』の指紋、とれるか?」
月樹野「あ、え……?」
モノクマ「はいはいお安い御用ですよ〜!!このコップの欠片だよね〜?」
小鳥「いつの間に?!」
モノクマ「うん、ボクが念入りに調査した結果……。このコップについていたのは『浅峰クン』のものと『月樹野さん』のものでしたーーーーー!!!」
藍川「そ、そんな…じゃあ…本当に…」
片桐「今回の事件をまとめて、終わろう……」
Act.1
「今回の事件は、昼食時に始まりを迎えた。春白が厨房に毒を置きに厨房へやって来たんだ。
途中で会った俺達には「水を飲みに来た」と適当な理由をつけ、厨房の中へと入っていった。」
Act.2
「厨房の中には俺達の昼食を作っていた犯人がいた。犯人は彼女が毒を持っていることに気付き、春白と話したんだろうな。
だけど…犯人は彼女に言い詰められ、彼女を殺すことを計画してしまったんだ。その後、春白は棚に毒を置いて厨房を後にした。」
Act.3
「春白が厨房から出たことを確認した犯人は、俺達に昼食を食べさせている間に春白殺しを企てた。
別の棚の中に入っているコップを一つ取って、その中に毒を塗ったんだ。その後、俺達が昼食を食べ終わって食堂から出たのを確認し、犯人もその場を後にしたんだ。」
Act.4
「しかし、犯人の意図とは別に…食堂に浅峰がやって来て、その毒の塗られたコップで水を飲んでしまったんだ。
毒が塗られていることを知らない浅峰は、そのまま倒れて死んでしまったんだ…。」
片桐「これが、今回の事件の全貌だ。そうだな……『月樹野 ゆう』」
月樹野「……どうして……どうして浅峰君が……死んじゃったんですか……!!」
