二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter1 イキノコレ ( No.54 )
日時: 2014/06/02 23:00
名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)

『希望ヶ峰学園学園長がお知らせします。 オマエラ、朝ですよ!!
今日もはりきって過ごしましょう!』

そんな耳障りの声が聞こえて起きる。
周りを見渡すと殺風景な部屋が目に入る・・・。
やっぱりこれは夢じゃないと痛感する瞬間であった。

「・・・はぁ・・・。」

そう思ってしまうと自然にため息をついてしまう。
そのため息をついた瞬間、


ピーンポーン・・・・・


呼び鈴がなった。
時計を見ると7時1分というなんとも微妙な時間で、それでも朝早いと感じてしまう。
そう思いながらもドアを開けると浅峰君がいた。

「片桐!!!おはようだぁ!!!」
「お・・・おはよう・・・。」
「もっと大きな声でぇぇぇぇぇ!!」
「おはよう!!」
「よしっ!!」

あまりの気迫に思わず後ろに一歩下がってしまった。
しかも大きな声を出したせいか若干酸欠状態だ。

「で・・・どうしたんだ?」
「そうだった・・・今から食堂に行けるか!?」
「う・・・うん?」
「ならば来てくれ!!」

そう言って浅峰はどこかへ行った。 多分俺と同じ目に遭う人の元へ行ったか、食堂へ行ったのだろう。

「・・・行こうか・・・。」

目も覚めたので食堂へと向かう。




食堂へ入ると既に早緑、小鳥、瀬川、月樹野、夜長、波希が来ていた。

「あ、片桐さん。 おはようございます。」
「にーちゃんおはよう!」
「おはよう。」
「おはようございます。」

そう挨拶してる人もいれば、

「・・・。」
「あんた・・・平気?」
「・・・うん。」

危やく寝かけている人・・・というより波希だけだか・・・いる。

「駄目ですよ? 寝たら校則違反なんですから。」
「わかってる・・・よ。」

月樹野に注意され、頬を少し抓る様子はもの凄い眠たそうだ。

そして数人の足跡がドアの向こうから聞こえた。

「お、みんなおはようだっ!」
「・・・おはようございます・・・。」
「おはよう。」
「おっはよー!」
「おはようであります!」
「おはようだ!!」

先に挨拶した人順に・・・鷹取、七花、ディム、藍川、黄瀬、寺阪が来た。
今、計13人ぐらいいるということになる。

「・・・残りはどうしたんだ?」
「今頃こっちに来てるんじゃないか?」

「みんなおはよう。」
「おはよー・・・。」

その言葉通り、鼎野、三神が来た。

「これで今来れる人は全員だ!!!」

そう大声でいいながら浅峰もここへやってきた。

「・・・あれ、残りの二人は?」
「瑞哉は嫌がって・・・春白は想像通りだ・・・。」

と、予想通りの答えが返ってきた。

「で、なんであたし達を呼んだわけ?」
「今から話すから待て!!
・・・お前達をここに呼んだ理由はコロシアイを回避するためだ!!!」
「・・・何故?」
「いわゆる交流会だっ!!!」
「朝食でみんなと交流して仲良くなってコロシアイをしない・・・こういう事かな?」
「そうだっ!! 名付けて・・・『朝食会』だっ!!!!」
「そのままじゃん!?」

と、小鳥のツッコミを受けつつ浅峰は説明を続ける。

「時間は朝のあのアナウンスが鳴った後だっ!!!」
「・・・僕は朝食いらないから不参加で。」
「来るだけでもいいだろう!!!」
「じゃあ僕はそうしようかな・・・。朝は食欲ないし。」

七花は次来るか不明だが、波希は一応来るだけ来るようだ。

「でも・・・残りの二人はどうするでありますか?」
「じゃあ、私が説明しておきますね。」
「どうせ来ないと思うけど・・・。」
「そんな事言っちゃ駄目ですよ。」

夜長が頬杖をつきながらそう言うと早緑に叱られた。

「とりあえずご飯食べようよー! 私お腹すいちゃった!」
「じゃあ食べるとするか!!!」

そんなこんなで朝食会が開催され、ご飯を食べながらみんなと会話した。
このままコロシアイなんて起きないで平和な時間が続くといいな。そう思っていた。


食べ終わった後もみんなとしばらく会話し、食堂を出て個室部屋へと戻った。

「・・・何もすることないなぁ。」

部屋を調べる・・・は昨日やったし、シャワーはとっとと浴びたし・・・

「やっぱりみんなと交流を深めるか・・・。」

そう独り言を呟いた後、俺は部屋から出た。