二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter1 イキノコレ ( No.61 )
- 日時: 2014/06/01 20:43
- 名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)
とりあえず試しにガチャガチャでもしてみよう・・・。
購買部に行き、コイン投入口に悪趣味なモノクマのメダルを入れ、ノブを回す。
出てきたのは『華麗な王子様』。
・・・これ結構高級な子供カレーだった気がするけど・・・。
「・・・まぁいっか。」
パッケージの裏にある説明を何となく見ていると突然・・・
「あぁぁぁぁぁ!!? カレーであります!!!」
黄瀬の声が真っ正面から聞こえた。
「うおっ・・・どうした急に・・・・。」
「だってだって!! それすごい高級な甘口カレーでありましょう!!?」
「そう・・・だな。」
「それくださいであります!! お礼にマジック見せるでありますからー!!」
そうジーッとカレーのパッケージを見つめながら必死にそう言う姿・・・これで渡さないと言ったらもの凄い罪悪感がする。
「まぁ、そこまで言うなら・・・。」
「い・・・いいでありますか? ありがとうであります!!」
そうキャッキャッと喜んでいるのを見るとあげたこっちまで嬉しくなる。
・・・まぁ、ねだられたからが半々だが。
「そうであります! お礼にちょいちょいとマジック披露するであります!!」
お礼にマジックを見せてくれるらしく、ポケットからトランプを取り出し、シャッフルをする。
「・・・黄瀬ってどんなマジックするんだ?」
「得意なのはトランプ系でありますが・・・色々できるでありますよ。
あ・・・でも、火関係の物は苦手でありますね・・・。
昔、炎のマジックやったら失敗してそれ以来そういうのは取り扱っていないんでありますよ。」
そう苦笑で笑って語りながらトランプをきった。
「さあ、選ぶでありますよ! これからやるのは透視マジックでありますよ!」
そう意気揚々に言われたのでトランプを選んで・・・
結果、見事に透視された。
黄瀬と別れ、一旦個室へ戻る。
「・・・まだ時間あるな・・・。」
あのコインを集めるのは癪だがみんなと仲良くなれるなら使いたい物だ・・・。
そう地面を見ながらキョロキョロするととある人物がいた。
「ボサボサアンテナじゃないか・・・。 何してるんだ?」
「あ・・・ディム。ち・・・ちょっとあのコインを・・・。」
「ガチャガチャでもするのか?」
「まあ・・・。 みんなと仲良くなれるならって思ってさ・・・。
やってみたら喜んでくれる物はいってるみたいだったし、平気かなって思って。」
そう苦笑いで答える。
するとディムはポケットから一枚の・・・あのコインを取り出した。
「たまたま拾ったからあげるよ。」
「え・・・でも・・・。」
「俺はどうせやらないから。 それなら使う方にあげた方が効果的だろう?」
「じ・・・じゃあ貰うな。 ありがとう。」
そう言われると貰わなざるおえない・・・。
コインを受け取り、ポケットにしまい彼の顔を見た。
「・・・なんかすごい嬉しそうだな。」
「・・・え!?」
すごい嬉しそうににやにやしていたため、そう指摘すると何でもないといいながらどこかへ行ってしまった。
・・・その後、ディムが去った方から小さいため息が聞こえた。
とりあえず、個室に戻りベットにダイブした。
そしてコインを見る。 モノクマが描かれているコインを利用すればある程度仲良くなる方法が見つかる。
もう一度言うがこれを使うのは癪だけど使うしかない。
キーンコーンカーンコーン・・・・
『希望ヶ峰学園学園長がお知らせします。オマエラ、夜10時なので、夜時間となります。 食堂のドアがロックされますので、ご注意ください。 ではではいい夢を。おやすみなさい』
そんなアナウンスが聞こえたので反射的に時計を見ると確かに夜時間の10時であった。
「・・・寝るか。」
夜時間はハッキリ言って何もすることがない。そのため早く寝るのに限る。
・・・明日の朝食会の事もあるが。
とりあえず瞼を閉じてそのまま眠った。