二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: KH×SAO×P4×FBクロスオーバーズ アンケート開始 ( No.183 )
日時: 2015/07/13 15:09
名前: レイR ◆SY6Gn7Ui8M (ID: HfS/slXT)



「まずはお手並み拝見と行こうか、マハジオンガ!」

これまでの彼らの技から見るにこのマハジオンガは恐らく魔法としては下の方なのだろうが、何せダークペルソナが進化しているせいでそうとは思えないほどに強力な雷を放ち、電撃が落下した平地は一瞬で焼け野原と化した。その早く重い稲妻は避けるので精一杯で、全員その過程で切り離されてしまった

「うおぁっ!?」

「なんて電撃だ……ラクシーヌには悪いけど、こんな稲妻見たことない」

ここでロクサスが述べているラクシーヌと言うのは彼が所属する機関のメンバーであり、鳴冠と同じく雷属性の使い手だ。しかし彼によれば鳴冠のそれは彼女の比にならないようで、クラインに限っては喰らう以前に腰を抜かしていた

「まさかジオンガ程度でここまで驚くとはな、まだまだ行くぞ……八艘跳び!」

「そんな技まで!!」

『まずいぞクロナ!あの技は、全てのペルソナの持つ技の中でももっとも凶悪とされているものだ……ここは僕を出して!』

「うん、お願いタナトス!」

タナトス曰くペルソナの放つ技の中で凶悪極まりない八艘跳びの被害を少しでも減らすために、私は右手で銃のような形を作り自分の頭部を撃ち抜くような構図でペルソナ『タナトス』を召喚した。しかしそれでも八艘跳びの威力は絶大で、タナトスの必死の防御があったにも関わらず鳴冠のダークペルソナ『イザナギノマガツカミ』の圧倒的な斬撃は私達全員に致命的な連撃を与えた

「きゃあーーっ!!」

特にタナトスをコントロールする私にはダメージがフィードバックされる事もあり、盛大に吹っ飛ばされてしまった。これが進化したダークペルソナ、鳴冠悠治の力と言うのか

「その程度か?」

「いやまだだ!」

あの連撃を受けた中で唯一立ち直りの早かったロクサスはあのダメージを受けているにも関わらず俊敏な動きでイベントホライズンを放つも、イザナギノマガツカミの刀1つであっさりと受け止められてしまった

「なっ……!?」

「巡りあう鍵も大した事ないな……であれば、お前達に約束の地に行く資格はない!」

「それはどうかしら!?」

その間に立ち上がっていたアクアもまたマジックウィッシュによる不意打ちを仕掛け、1つ前のロクサスの攻撃への対処があってか今度は正確に一撃を与える事が出来た。ダークペルソナではなく直接本人に攻撃する事で防御される可能性を潰し、尚且つ鳴冠そのものの強さは特に変わっていなかった為に大きな一打を与える事が出来た

「くっ……流石はキーブレードマスターと言ったところか」

「それだけじゃないぜ!」

さらにその瞬間にクラインがソードスキルによる追撃を仕掛け、あまりにも唐突な不意打ちに対抗出来ず再び鳴冠は隙を見せる事になってしまった

『今だ、クロナ!』

「分かってるわ!タナトス、刹那五月雨撃ち!!」

ペルソナ使いとして右手で形作った銃で頭部を撃ち抜き、その瞬間にタナトスの連撃が鳴冠に炸裂した。ダークペルソナと言えど原理はタナトスと同じ、この攻撃は効いているはずだ

「どう?これだけ私達の力を見ても、資格が無いなんて言えるかしら!?」

「フフっ、どうやら少々見くびりすぎていたようだ。ならば見せてやる、イザナギノマガツカミの本当の闇を!!」

鳴冠のその台詞と共にイザナギノマガツカミはチャージを発動し、それと同時に邪悪を通り越した黒いオーラに包まれた。その上ダークペルソナの刀がみるみる姿形を変えていき、やがてそれは禍々しい魔剣となった