二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: KH×SAO×P4×FB クロスオーバーズ ( No.94 )
日時: 2014/09/06 03:22
名前: レイR ◆SY6Gn7Ui8M (ID: yOB.1d3z)
参照: http://ge-novel.com/mtsg.cgi?



あ、ありのまま今起こった事を話すよ……。俺はユイちゃんの提案で仲間達と共に交流会的な物をやることになり、手始めに人狼に参加して残り三人になるまで生き残ったのだが残る人狼はまさかの交流会提案者ご本人だった。何を言っているのかわからないと思うが俺自身何をされたのかわからないくらいビックリした


さて、もう交流会も終わりにしようとディアが提案したのだがその際にクマが唐突にこんなことを言い出した

「今度は王様ゲームするクマよ!」

当然、みんなは『何言ってんのこいつ?』みたいな反応だった。しかしそれにただ一人賛同する者がいた

「あ、私それやってみたいです!」

今までで一番子供の好奇心は恐ろしいと感じた瞬間だった。流石にユイちゃん一人では心配なメンバーが大多数のようで、結局また全員参加と言う事になった

「よし、じゃあ引くクマ!」
「じゃあ私は……これで!」

この状況を楽しんでいる提案者と賛同者、ただただユイちゃんが心配になって来ている他のメンバーが全員クジを引き、ろくでもない人が当たりを引かないよう願いつつも確認した

「クマー!」

しかし、全員の悪い予感は見事的中。あろうことか一番カオスな命令を出しそうなクマとなってしまったのだ

「よーし、では二番がクマに……チッスクマ!」
「はぁ!?」

突然のクマの爆弾発言にメンバー全員が困惑し、それぞれ番号を確認する。ただ一人警戒心ではなく子供の好奇心を持つユイちゃんを他所に暗黒面に落ちたほど絶望している人がいた

「何……だと……!?」

ディアだった。クマの悪夢のような命令の餌食となったのは彼、しかしクマは流石にそれは嫌だと思った為かこう言った

「やっぱ三番で……」
「変えんな!」

陽介の的確なツッコミが炸裂し、ディアの額には夏でも出ないような大量の汗が出ており、表情が青ざめていた

「ディア……それが狙いだったクマね!」
「いっ……!?」

その刹那、クマが逃げるディアを追い回し始め、空しくも激しい叫び声が響き渡った

「うわぁぁぁぁーーっ!!」

彼の断末魔が響き、早々に脱落者が二人出てしまった

「なんか……前にもこんなことあったような……?」

何か思い当たる事がある陽介が脱落したクマの代わりに進行役となり、全員が再びクジを引いた

「あっ、俺か……」
「キリト君か……これならマトモかも」

このメンバー内では比較的常識人であるキリト君が今回命令の権利を得た訳だが、彼のそれはこの王様ゲームの長所を全否定するような物だった

「リーファ、二人を連れ戻してきてくれ」
「は?」

もはや本来のルールすら無視しているこの命令の時点でこの交流会はカオスに陥っており、リーファは渋々了承し二人を連れ戻す為に一時離脱した

「何今の命令?」
「いや、二人抜けてたから」

連れ戻すなら他の方法でも出来ると言うのにこの場面に限って無駄に小真面目と言うか、そんな真面目さのお陰で何とか危険な命令を免れる事が出来た

暫くリーファを待っていると先程離脱した二人と共に帰ってきた。もっとも、ディアの表情は死んだ魚同然だったが

彼に何があったかはともかく、改めてクマが進行役となり全員がクジを引くと、意外な人物に当たりが出た

「!」

なんとディアだった。先程の死んだ魚のような表情から一変し、何かを悟ったような表情となっていた

「アスっ!」

突然ディアがアスナさんのアダ名を叫び、立ち上がると彼女の方を向いて先程のキリト君同様ぶっ飛んだ事を言い出した

「決闘だ!俺と料理対決しろ!」
「「「「名指しだし何その命令!?」」」」

もはや本来のルールを完全に無視した行為に思わずユイちゃんと勝負を申し込まれたアスナさん以外のメンバーが突っ込み、ずっこけた。しかし彼女の返答によってはこれは単なるネタに終わるがそうはいかなかった

「……わかった。絶対に負けないから!」
「「「「乗るんかいっ!!」」」」

料理スキルをマックスにしてある彼女のプライドか、もしくは別の何かだろうか、そもそも二人には料理好きと言う共通点がある為ある程度予想はしていたがこんな形で発生するとは思わなかった

「よし、早速開始だっ!」
「OKっ!」

そう言って料理好きの二人は完全にゲームから離脱してしまった。流石の閃光様でもあのような対決を申し込まれては受けない訳にはいかず、完全にルール無視の行動に悪ノリしてでも対決を優先して離脱を選ぶほど重要な事だったのかもしれない

「なんか……やけに離脱者多くね?」
「……気のせいだよ、きっと……」

果たして王様ゲームと呼べるか微妙な事になってしまったが、変な空気のまま続行となった