二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 渦の中に ( No.99 )
- 日時: 2014/06/26 09:57
- 名前: 雫石 ◆65ZXgVLJvs (ID: .Hx7EboP)
- 参照: http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=23223765
「水タイプのポケモンでの話だ。少しは分かれ!」
ああ。そういうことか。ユウヤは何とかわかった。
それにしてもなかなかさっきから変化がない。ツカサはおじさんをつかみ続けているが一向に様子は変わらないのだ。
「様子はどう?」
「俺は何とかな。でもおじさんの様子も変わらないよ。」
「そっか。」
「ユウヤは大丈夫なのか?一応みんなにこのこととか連絡したほうが…。」
「でもみんなは遊んでいると思うけど…。」
「だよなぁ。まったく強化合宿って言っていたから、きちんと修行できるやつ持ってきたってのに。」
『そういえばツカサさん、カバンにモンスターボールとかキャプチャースタイラーとか持ってきていましたね。しかも今かけているポセットの中に入っていますし。』
「その代り肝心なものを忘れていたよ。」
『なんですか?』
「ユウヤが持ってきてくれた。このボンベだ。」
ツカサの話を聞いてユウヤが少し笑う。
「全く…海に行くと聞いていたらもしも時があったらって思って持っていくべきだったよ。本当にサンキュー。」
ツカサがお礼を言ったその時だ。
急におじさんの体が動き出した。
「なんだ?」
『あ、ツカサさん、ユウヤさん、見てください!』
ゆずきが指をさしそれを二人は見る。渦を巻いた竜巻がツカサたちのほうに向かってくるのだ。
「なんかすごいスピードでやってくるけど…。」
ユウヤがこういうとツカサはポセットからロープのようなものを取出し自分の腰に巻きつけた。
「ユウヤ、これをゆずきとお前の腰を巻いて縛ってくれ!」
「わかったけど…おじさんは?」
「俺が何とかして巻きつける!」
「わかった。」
ユウヤは、自分の腰にロープのようなものを巻きつけゆずきに渡す。
『僕はユウヤと一緒に巻いたほうがいいと思いますよ。そのほうが外れないで済みますから。』
「そうだな。」
ツカサは、おじさんのほうにロープを巻こうとする。しかしまく前に渦に呑み込まれてしまった。
「うわっ!」
「ツカサ、俺の腕にツカサまって!」
「でもおじさんが!」
おじさんの姿はもうない。渦のどこかに行ってしまったのであろう。とりあえずツカサはユウヤの腕をつかむ。それと同時に二人と一匹は渦の中に呑み込まれそのまま気を失った。