二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 東方夢雑談 ( No.18 )
日時: 2014/07/19 00:20
名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: Kkmeb7CW)

第3部「幻想雑談会と文々。新聞」

8月某日夜
今日は久々に全員集まっていた。そしていつも通り屋台で八目鰻を食ってた。
刀哉「うん、何時食ってもこの味は忘れられねえなあ」
慧音「そうだな。此処の八目鰻は他より一枚上手だな」
ミスティア「ふふん、家は水からたれまで拘ってるからね」
パルスィ「成程。だから此処で食べるのは地底のより美味しいんだ」
美鈴「ミスティアさんは料理に凄く情熱を懸けてますね。咲夜さんもレミリアお嬢様に情熱を懸けてますが、全く引けをとりませんね」
刀哉「ああ、紅魔館のメイド長とフランの姉ちゃんか。そんな凄いのか?」
美鈴「ええ。特に夜なんか…咲夜さん情熱を掛け過ぎてよだれが出る位に」
刀哉「取り敢えず紅魔館の名誉の為にも其の話は外で余りしない方が良いと思うぞ」
と、何時も通りの感じで話していると、突然、外から声がした。如何やらミスティアを呼んで要るようだ。
ミスティア「あ、一寸行って来るね」
慧音「ああ、分かった。こっちは任せてくれ」
何と無く気になったので暖簾から覗いてみた。其処に居たのは鴉天狗だった。如何やら新聞の取材をしているらしい。
チルノ「あ、文だ。新聞の事かな」
刀哉「まあそうだろうな」
するとチルノが文と言っていた鴉天狗が此方を指さして何か聞いている。ミスティアは少し悩んだ後此方に来て聞いてきた。
ミスティア「ねえ、皆にも取材したいらしいんだけど、皆如何かな?」
刀哉「うん、良いと思うぜ、俺は。皆はどうか知らんが…」
美鈴「良いんじゃないですか?」
パルスィ「別に良いと思うわよ」
チルノ「良いと思うよ。2つめ、頂きまーす」
刀哉「おいっ!其れ俺の奴だろ!」
チルノ「もう食べちゃったから無理だよ〜」
慧音「全く2人とも…取り敢えず全員OKで良いな」
ミスティア「うん、分かった。呼んで来るよ」
そう言うと再び店の外へ走っていった。其れを見送りながら更に鰻を取ろうとするチルノが掴む寸前にインターセプト。速攻で口の中に放り込んだ。チルノは少し悔しげな表情をしていた。

Re: 東方夢雑談 ( No.19 )
日時: 2014/07/21 22:36
名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: Kkmeb7CW)

文「こんにちは。文々。新聞の射命丸文です。取材に御協力頂き、有難う御座います」
刀哉「そんな堅く無くたっていいって。普通に話してる方がやり易いし」
文「あ、そうですか。処で貴方は?」
刀哉「ああ、俺か。俺は刀哉、五十嵐刀哉だ。呼び捨てでもなんでも呼んでくれ」
文「其れじゃあ刀哉で。まずは此の集まりって何?」
まあ至極当然の質問だろう。俺はこの会の創設者に目を向けた。
慧音「此の会は幻想雑談会と云って、まあ、簡単に言うと、あれだ。皆で集まって色んな事話したりして、まあ、何というか…」
チルノ「皆で話し合いして笑い合うって事だよ」
慧音「そうだ、それそれ」
おお、慧音の意外な弱点が。後々何かの役に立ちそうだ。
文「成程。では、此の会のメンバーって、どれ位の人数なの?」
ミスティア「是で全員、6人だよ」
そう答えたのは会の最古参みすちーだ。
刀哉「まあ全員揃う事はあんま無いけどな」
文「其れじゃあ、今日は偶々全員揃ったって事ですか?私は邪魔しちゃったんですか?」
美鈴「いえいえ、そんな事無いですよ。人数は多い方が楽しいですし」
文「そうですか。良かったです。其れjy(ぐう〜)…し、失礼しました」
パルスィ「あんた、如何したの?お腹でも減ってんの?」
文「其れが、昨日から何も食べてなくて…」
刀哉「んじゃあ此処で少しでも食ってけばいいじゃん。俺の奢りで良いからさ」
文「え、良いんですか?」
刀哉「ああ、此処で会ったんだ。俺らはもうとっくに友達だ!」
文「其れじゃあ遠慮無く、頂きま〜す!」

Re: 東方夢雑談 ( No.20 )
日時: 2014/07/27 10:53
名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: Kkmeb7CW)

と、言ったは良いものの、早速問題が。
ミスティア「そういや、椅子足りないんだっけ」
刀哉「う〜ん、おし、取り敢えず座ってて」
文「え、良いの?」
刀哉「ああ。一寸待ってろ」
そう言うと自分の席を文に譲り、外に有った6m程度の木の前に立った。そして、半透明のオーラを纏わせた右手の手刀を左に向けそして、
刀哉「……っし、せあ!」
木の真ん中から一寸下に一閃し、其処から40㎝位上に燕返しが如く更に一閃。半妖とはいえ、もう半分は人間だ。普通なら少し傷が付くだけだが、完全に切り裂かれ、根の方と葉っぱが生い茂る枝の方に挟まれて要る。其れを確認するや否や、右足の爪先で軸を取り、
刀哉「…チェイサー!」
横薙ぎに切られた部分を達磨落としの様に抜き取った。其れを片手で持って屋台に戻った。
刀哉「取り敢えず俺はこれ使うから」
美鈴「凄いですね。一体どうやって斬ったんですか?」
刀哉「ああ、あれか。一言で言えば『風刃を手に発生させた』てとこ」
チルノ「あれ、刀哉ってこんな事出来たの?」
刀哉「ああ、出来たぜ。是使って木材店やってる…って、言って無かったっけ」
パルスィ「聞いて無いわよそんな事」
慧音「私は知ってるぞ。里でも色々と世話になってる」
文「今度取材に行かせて貰うよ」
刀哉「おう、全く持ってOKだぜ。そんな事より食おうぜ」
パルスィ「そうね。私もお腹空いてきたし」
美鈴「そうですね。早く食べちゃいましょう」
ミスティア「丁度良い感じに焼けてるわよ」
慧音「それじゃあ…」
「「「「「「「頂きます!」」」」」」」
こんな感じで、今日も雑談が始まるのだ。

Re: 東方夢雑談 ( No.21 )
日時: 2014/07/29 23:05
名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: Kkmeb7CW)

刀哉「そういや、文の出してる新聞、文々。新聞だっけ?定期購読してるぜ」
美鈴「紅魔館もそうですね。でも私は余り新聞を受け取ってる所見た事有りませんが…?」
パルスィ「其れはあんたが何時も昼寝してるからでしょ」
チルノ「そして何時もナイフで起こされるんでしょ」
文「今日も行ったら頭にナイフ刺さってましたね。写真撮って来てますが、見たい?」
刀哉「よしっ、頼む」
文「はいっ、此れだよ」そう言うと八目鰻を頬張りながら一枚の写真を取りだした。おお、すげえ。見事に頭にナイフがぐっさり刺さって要る。
美鈴「うう、今日のは何時もより痛かった気がします…」
ミスティア「こういう事は確りやらなきゃ駄目だよ。駄目駄目」
慧音「そうだな。自分の決められた役職を確りこなさないとな」
美鈴「精進します…」
慧音「みすちーも良い事を言ったな。偉いぞ」
ミスティア「あれ、私さっき何言ったんだっけ?」
パルスィ「其れ忘れちゃ駄目でしょ!」
何時もより1人多いが、結局は何時も通りだ。何時も通り屋台の料理を食って、何時も通り何の事でも話して、そして何時も通り皆で笑い合う。ありふれて要るかもしれない。でも、だからこそ人生の生きがいを真に感じるのだ。寿命が人間みたいに短くても、妖怪みたいに長くっても、そして、俺みたいに其の中間で長くも短くも無くっても、誰にでも分かち合えるのだ。其れは誰にも批判なんて出来ない。例え妖怪の存在を否定する外の人間であろうと、此の地に住み一生懸命に生きる者全てを侮蔑する月人であろうと、未だ人間と妖怪を遮る大き過ぎる壁であろうと、此の何処までも日常的で、何処までも温かい笑顔を、笑い声を、平和を阻む事なんて出来ないのだから。

Re: 東方夢雑談 ( No.22 )
日時: 2014/07/31 21:53
名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: Kkmeb7CW)

や ば い スト−リ−がなんかおもいつかない。
と、現在必死こいて続きに頭を使って居ますので暫しお待ちを…

あと、近からず遠からずで別の東方小説も同時進行でやって行くつもりなのゼ〜。乞うご期待。

Re: 東方夢雑談【オリキャラ募集】 ( No.23 )
日時: 2014/08/11 23:47
名前: 蒼の吹雪アイシクルフォール (ID: Kkmeb7CW)

パルスィ「そう言えば、今日なんか旧地獄に変な二人組が居たんだよ」
ミスティア「変な…二人組?」
文「新聞のネタに出来そうね。どんな格好してたの?」
パルスィ「えっと…両方とも女で、一人は帽子被ってて顔良く見えなかったけど、結構派手なワンピースを着てたわ。帽子も結構派手だったわ。もう一人は、結構露出高い服着てて…背中に」と、パルスィは文の背中を指さし、「こんな鴉天狗の羽が生えてたわ」
と、其れに反応したのは美鈴だった。「あ、其の方達なら、以前紅魔館に泊ってましたよ」
「ああ、美鈴のとこもなのか」と、其れに憂鬱そうに答えたのは刀哉だった。「俺の家にも勝手に泊って行って、勝手に店の中で好き放題してくれやがった。其の後に来た仕事友達が「あの魔法使いにやられたのか」って思った程の惨状だった」
「ああ、もしかして」と、連鎖的に反応したのは文だった。「その二人なら、こっちの方では有名ですよ」
刀哉「え、そうなのか?」
文「ええ。羽の生えてる方は山のルールが嫌で天人化した鴉天狗って相当有名ですし、もう一人の方はその天人天狗と一緒でルールが嫌で山を抜け出したって一時期騒がれたし、山で知らないものは居ませんよ」
刀哉「え、俺麓とはいえ山に住んでるんだけど…」
慧音「そうか。里の皆にも注意を呼び掛けないとな」
ミスティア「家の屋台に来たら一杯料理食べさせなきゃだね」
チルノ「あたいがそいつ等を倒して最強だって教えさせてやる!」
美鈴「応援しますよ」
パルスィ「あんたは門番の仕事しなさいよ」
刀哉「こりゃ霧の湖は荒れそうだな。博麗の巫女がすっ飛んで来なきゃ良いんだが…」
文「そうなったらスクープです。ぜひ私も行かせて貰うよ」
ミスティア「見物客が一杯来そうだし其処に屋台を置けば人が一杯集まるから私も応援するよ」
刀哉「んじゃあ俺が一番乗りで屋台に入るぜ」
パルスィ「そ、それなら私も屋台で応援するわ」
慧音「おいおい、始まってすらいないのに皆躍起に為り過ぎだろ」
刀哉「またまた〜。そんな事言いながら、実は昔貰ったチアガールの衣装が今の自分に合うかどうか脳内シュミレーションしている慧音先生なんですね判る判る」
慧音「刀哉、一寸外へ出てくれ」
刀哉「え、エーと、慧音?ズルズル引っ張らないで止めて服が伸びるから自分で歩くから引っ張るのタンマな?ね?もしも〜しお〜い応答して〜?」
と、完全無視で退場させられた刀哉に、慧音は耳打ちで質問する。
慧音「刀哉、お前の知り合いに衣装のサイズを合わせてくれる様な人はいないのか?」
対して刀哉は不敵に微笑んで返す。「任せとけよ」そうして180°向きを変えして戻ろうとした所で肩を掴まれ、+180°廻る。った瞬間、次には風刃を一本暴発させながら断末魔の弾幕を撒き散らして転げ回った。
慧音は何事も無かったかの様に戻ってきた。何時かの様に取り敢えず他の話題で断末魔はシカトされた。そして何時かの様に刀哉は30分位転げ回った。

〜場所は変わり、時刻は変わらず、矢守神社〜
早苗「倉のかたずけ、終りましたよ〜」
神奈子「お疲れ様。テーブルの上にお饅頭置いといたよ」
諏訪子「あーうー。皆でゲームしよー」
早苗「今行きま〜す」
倉から早苗が出た直後だった。
メキメキ、ズドーン。
矢守の三柱は、今まで有った筈の倉の残骸を前に、唯々立ち尽くしていたのだった。