二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.220 )
- 日時: 2014/09/07 13:08
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 62e0Birk)
【第十三話:VS改造サナギラス】その1
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「……リュウト達はどこだ…?」
「リフトに乗ればよかったんじゃないの〜〜??」
ラピスはリュウトが乗ったパネルには乗らずに一つ一つ部屋に入りリュウトを探す、下っ端達は殆ど倒している、ボールからポケモンを出す事なくやられた連中もいる。ラピスは一つの部屋に入る。
「これは…….薄暗いな…ヒノアラシ、明かりを頼むよ」
「ヒノ!」
「ここは研究室か……?」
ラピスは薄暗い部屋の中に入ってしまった。ボールからヒノアラシを出して火を灯りにする。少し明るくなり入った部屋がどんな場所が分かって来た。どうやらここは研究室のようだ。ここで何を研究しているのだろうか?
「ラピス、机に日記が置いてあるよ?読んでみようよ」
ビクティニが机の上に置いてあった日記を見つける。ラピスは日記を手に取り日記の内容を読んでみた。
【6月30日:今日ニジイロ諸島にてミュウツーを発見。直ちに捕獲に向かうが失敗。】
【7月1日:ニジイロ諸島第三島にてミュウツーが再び出現。今回はボス直々出向いたらしいが捕獲失敗らしい】
【7月2日:遂にこのナナイロ地方に生息する。新種の伝説のポケモンの情報を掴んだ。タイプはあく、はがね……名前は………………………………姿は………………】
「…………後丁寧に消されているな」
日記にはナナイロ地方から離れた島々ニジイロ諸島にて伝説のポケモン『ミュウツー』が出現した事が書かれていた。そしてナナイロ地方に生息する新種の伝説のポケモンの事が書かれていたがタイプ以外の事は丁寧に消しゴムで消されていた。ラピスはパラパラと他のページを捲るが何も書いていない。この三日間だけを何故か書き込んだようだ。
「ラ、ラピス〜〜!この奥にとんでもないのがあったよォォォォォ〜〜〜〜〜!」
ラピスが日記を読んでいる最中に奥の方に行っていたビクティニが大慌てで戻って来てラピスに『とんでもないの』があったと伝える。「とんでもないもの?」と口にし日記を机に戻すと奥の方へと進んだ。
・・・・・
「こ、これは……」
ラピスが見たものは水槽に入っている『サナギラス』であった。岩タイプであるサナギラスがなぜ水槽の中に入れられているのだろうか?まさかこのサナギラスを研究しているのか?とにかくサナギラスを水槽から出そうとするラピスだったが…
水槽に触った瞬間目を閉じていたサナギラスが急に目を開ける。
「サナギラスが目を…!?ラピスなんかヤバイ!!」
「分かってるよ!」
バリィィーーン!!!!
目を覚ましたサナギラスが水槽を突き破りラピスに襲いかかって来た。
「サナギラッ!ギラッ!」
「だいぶ怒っているな……。ヒノアラシでは相性が悪いが仕方ない…ヒノアラシ、かえんぐるまだ」
ヒノアラシは火に包まり回転しながらサナギラスに突っ込むが、サナギラスは岩作り出しヒノアラシに向かって岩を投げつける。『げんしのちから』という技である。
「ヒノォ!!?」
炎タイプのヒノアラシには岩タイプのげんしのちからは効果は抜群である。今の一発だけでも相当ダメージを受けたヒノアラシ。サナギラスはげんしのちからによって『こうげき』『とっこう』『ぼうぎょ』『とくぼう』『すばやさ』が全て上がる。
「サナギラギラギラギラギラーーーーーッ!!!!」
サナギラスは雄叫びをあげ体を銀色に光らせヒノアラシに突っ込んでくる。これは『アイアンヘッド』だ。
「まずい、ヒノアラシ避けろ!」
「ヒノアラシくん!早く!」
「ギラーーーッ!」
「ヒノア……!!」
げんしのちからで素早さが上がったサナギラスのスピードに避けられずアイアイヘッドをモロに喰らうヒノアラシ、アイアイヘッドは鋼タイプの技でヒノアラシにはこうかはいまひとつだが。それでもかなりの傷を受けた。
「ヤ、ヤバイよラピス……!?」
「分かってるよ……くっ、ヒノアラシ…『あれ』だ!」
『あれ』というのはダンを倒した炎の狼の事だ。ヒノアラシはラピスの命令で火の狼を作り出した。火の狼がサナギラスに襲いかかる!
「サナ……サラギーーッ!!」
「え!?」
「馬鹿な!?」
ラピスは目を大きくして驚いた何と言う事だ。サナギラスが口から水を吐き出したではないかあの技は水タイプ最強技の『ハイドロポンプ』だ。なぜ岩、地面タイプのサナギラスがハイドロポンプを使うのかラピスには理解できなかった。
まさか、と思ったこの研究室はポケモンを改造しているのかと思い始めて来たラピス。その通りであるこの研究室はリュウトがジェニード洞窟で戦った改造ポケモンを作り出しているのだ。すると、そこに
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