二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.221 )
日時: 2014/09/07 13:16
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 62e0Birk)

その2

・・・・

「なっ……貴様!よくも勝手に改造バンギラス…いや、今はサナギラスか…………目覚めさせたな!!」
「あ、さっきラピスにやられた人だ!」
「生きていたのか……!」

研究室のドアを勢い良く開けたのは『ダン』であった。ダンが言うには改造サナギラスはまだ改造途中であったらしい。本当は改造バンギラスになる予定だったらしい。

「くっ…改造バンギラスになる前に傷でもついたら俺がボスや幹部の野郎達に殺される……。シュバルゴ!サナギラスをこちらに連れてこい!」
「シュバババッ!!!」

ダンはボールからシュバルゴという鎧のような物を身に纏っているポケモンを出し改造サナギラスを連れてこいと命令をする。

「ギラギラッキラッ!!」

サナギラスの口からは今度は炎を吐き出した。『かえんほうしゃ』だ。炎の技は鋼、虫のシュバルゴには効果抜群であるしかも4倍である。

「シュ、シュバゴ…………」
「シュ、シュバルゴ!」

シュバルゴは黒焦げになりダンの足元まで吹っ飛びガクッと倒れた。

「くそっ〜もう、このブラック団特製のキャプチャを使うしかねぇ」

ダンはポッケからポケモンレンジャーが使うキャプチャ・スタイラーという機械を出す。このスタイラーは通常の物ではなくブラック団により強化されているようだ。

「よしっ……早速サナギラスをキャプチャって……どわぁ!?」
「頂き!」

ダンがキャプチャをしようとした瞬間ビクティニが取り上げラピスに渡す。スタイラーを渡されたラピスはスタイラーを地面に叩きつけ踏み壊す。

「や、野郎〜〜〜〜〜!!シュバルゴ、アイアンヘッドだ!!」
「シュ、ゴゴゴゴ!」

ダンの命令で黒焦げで倒れていたシュバルゴがフラフラしながら立ち上がりラピスにアイアンヘッドをぶち当てる為に突進してくる。

「まかせて!うううう………ハァァーーッ!!」
「なっ……ぎゃあああああああああああーーーーっ!!!!?」
「シュバゴゴゴーーーッッ!!?」

ビクティニの技の一つ『Vジェネレート』がダンとシュバルゴを襲う再び黒焦げになったダンとシュバルゴはその場に倒れ戦闘不能になる。

「ヒノーー!」
「しまった奴に気を取られてサナギラスを忘れていた!ヒノアラシ!!」
「サナナナ!!」

サナギラスはすなあらしを起こして砂の中にヒノアラシを閉じ込めていた。ヒノアラシは戦闘不能に近かった『げんしのちから』『ハイドロポンプ』そして『すなあらし』弱点技をこんなにも食らっている。

「サナギーーーーッ!!!!」

砂の中に閉じ込められているヒノアラシに向けてげんしのちからを放つ。げんしのちからを食らいヒノアラシは吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。
サナギラスは勝ったことを確信し次のターゲットをラピスとビクティニに変える。

「くっ……ヒ、ヒノアラシ……!ビクティニ頼む!」
「うん!ラピスはヒノアラシを!」

サナギラスの相手をビクティニがする事になった。ビクティニはラピスに「自分が戦って間にヒノアラシの治療をしててくれ」と言う。ビクティニの言葉にコクリと頷くヒノアラシが吹き飛ばされた方に走るラピス…すると。

「ヒノォオオオオオオオオオオオオラアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

「な!?」
「ヒ、ヒノアラシ君!?」

ヒノアラシが立ち上がり声を上げる背中から大量の炎を噴射している。怒りがMAXのようであるヒノアラシは巨大な炎を吐き出した。炎は狼の形ではなくなんと『龍』の形であった。火の龍がサナギラスを襲う。

「サ、サナアアアアアアアアアギラァアアアアアアアーーーーー!!!!」

こうかはいまひとつの筈の炎の攻撃に苦しむサナギラス。ヒノアラシの作り出した炎の龍の威力が相性の壁を破ったのと特性『もうか』により更に威力が上がっている。

「龍はまだ練習中のはずなのに……なんで成功したんだ……?」

どうやらあの炎の龍はまだ練習中らしい。ヒノアラシは怒りで我を忘れ龍を作り出したのが成功したらしい。サナギラスはドサッと倒れた。

「ギラッ…サナ…」
「今の大分弱ったみたいだよラピス」
「ああ。しかしどうしよう……」

ラピスはサナギラスをこれからどうするか考えていると。ラピスの後ろから『ハイパーボール』が飛んで来てサナギラスにボールがぶつかる、そしてそのままサナギラスがハイパーボールによって捕まる。

「ハイパーボール!?」
「へへっ……大事な改造ポケモンだ…!貴様らなんかに渡してたまるか!!」

戦闘不能になっていたはずのダンがハイパーボールを投げたようであるどうやら気を失うフリをしていただけでサナギラスをゲットするタイミングを疑っていただけのようである。

「よし、モンジャラボールをツルで取るんだ!!」
「ジャラ、モン!!」

ダンはボールからモンジャラを出しツルの伸ばしてサナギラスが入っているハイパーボールを取る。ハイパーボールを取ると一目散にその場から逃げていく『ダン』

「逃げ足の速い奴だ……。仕方ないサナギラスは諦めよう」
「うん、今はヒノアラシ君の治療を優先だね」

ヒノアラシは龍を出した後に疲れ果てて倒れた。ラピスはバックから『すごいきずぐり』を出して治療を始める。

次回、リュウトがこの基地のリーダー格と対決。

【第十三話:END→十四話に続く】

・・・・・

余談
更新遅れてすいませーーん!!とりあえず日刊でもなんでもないのでタイトルから外しておきやしたw今回はラピス君を主役にしてみました。リュウトだけじゃなくてどんどんメインキャラ視点の話も書いていきたいと思ってます。
ダンジョンの募集などは終了しました。しばらくは募集はせず皆様から投稿して貰った物達を消化して行く事を中心とします。誤字があったら教えてください