二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.228 )
日時: 2014/09/21 01:31
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 8topAA5d)

【第十四話:決着】その1

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前回ラピスが改造サナギラスと死闘を繰り広げ勝利を手に入れた。だがサナギラスはダンに回収されてしまった。そして前回主人公なのに出番がなかったリュウト達は……。

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リュウトは奥の大部屋を開ける為の鍵を持っている下っ端のユーベルと戦闘をしていた。

「ポチエナ、やきつくす」
「モンメンかわして、ようせいのかぜだ。」

勝負はリュウトが押していた。ポチエナのやきつくすをかわしてモンメンがポチエナに効果抜群のようせいのかぜをぶち当てる。ポチエナはバタンと倒れ戦闘不能になる。

「くぅぅ……君強いね…まさかやきつくすを避けるとは思わなかったよ…。行けニューラ」

「ニュララッ!」
「氷タイプですね、リュウトモンメンを引っ込めてラッタにするんです」

ディアンシーは氷タイプのニューラに草タイプのモンメンはフリだと伝えすぐにラッタにチェンジしろとリュウトに言う。リュウトは「やれやれ、それぐらい分かってるぜ」と答え。モンメンをボールに戻しラッタを出す。

「ニューラ、こごえるかぜ」
「ニュララララ〜〜〜〜!」

ニューラは口から冷気を吐くラッタは『こごえるかぜ』を喰らう。体に氷がこべり付く。ラッタは体をブルブルと体を振り氷を払う。

「今の冷気心地いい涼しさでしたね、リュウト」
「心地よくはねえな。ラッタひっさつまえばだ」

ラッタはリュウトの命令でニューラの体にガブリ!!と思いっきり噛み付く。歯を離した瞬間にでんこうせっかをかましてニューラを吹っ飛ばしニューラを戦闘不能にした。

「ま、負けた……そんなに実力があるなら幹部にもなれたかもしれないのにね。」
「やれやれ、悪いが……遠慮させてもらうよ」

ユーベルとのポケモン勝負に勝利したリュウト、ユーベルの持っている玉を貰って一番奥の部屋に戻った。戻る際にユーベルが「嵌めるのは順番になってる…はっ
!」と口をこぼしていた。

・・・・・

〜大部屋前〜

リュウトとディアンシーは巨大金庫のような鉄の扉の前に再びやってきた。ユーベルが言っていたようにこの窪みに玉を嵌めるのは順番になっているらしいが。どういう順番なのか検討もつかなかった。

「順番って言ってましたけど……。どういう順番なのでしょう?」
「やれやれ……。とにかく嵌めてみるか」

リュウトはとにかく色んな順番で玉を窪みに嵌めてみた。『赤・青・黒』や『青・黒・赤』など様々な順で嵌めて見るが開く気配は微塵もない。

「むむむむっ……なら、わたくしのはぁあああああっ!!」
「おまっ……」

ディアンシーは自分の持ち技の『ムーンフォース』で扉を破壊した。鍵である玉を集めた意味は全くもっていらなかった。

「やれ…やれやれ……なんだかあの下っ端に申し訳なくなってきたぜ俺は」
「さぁ〜♪中に入りますよリュウト〜〜!」

結局正解が分からずじまいで扉は開いたというより破壊された。上機嫌で扉の奥に進むディアンシー。ユーベルに申し訳ないと思い始めているリュウト。リュウトはしぶしぶ中に入ると。そこには何百体と言うポケモン達が檻の中に閉じ込められている。

「これは……育て屋だけじゃこの量は不可能だ。多分トレーナー達から強奪したのもいるだろう。それより今は牢屋から出すのが先決か」

リュウトは閉じ込められているポケモン達を外に逃がしてやろうと檻に手をかけた瞬間!

「スピピビィイイイイイイーーーーーッッ!!!」
「何!?」
「リュウト危ない!」

リュウトが檻に手をかけようとしたら何と上から隠れていたのかスピアーが自慢の手の槍でリュウトを突き刺そうと突っ込んでくる。ディアンシーはすかさずリュウトを助ける為に専用技のダイヤストームを放った。

「スピィアアアアアアアアーーーーーッ!!」
「うげぇぇっ!!」

ダイヤストームはスピアーだけではなくリュウトにも少しヒットし軽く吹っ飛ぶ。ついでに虫タイプのスピアーは岩タイプのダイヤストームは効果抜群である。

「ごめんなさい…リュウト、でも許してくれますよね?」
「・・・・・ああ…。怒ってはないぜ、俺を助ける為ににやった事だものな」

ディアンシーは吹っ飛んだリュウトにすぐさま近づきリュウトに謝るリュウトは怒ってはいないと言った。近くにいた自分が悪いしそれにこんな形になったがディアンシーは自分の事を助けてくれたのだ。怒るのも大人気ない気がしたリュウト。

しかし、このスピアーのトレーナーは何処に隠れているのだろうか?周りをキョロキョロと探すリュウト。

「ス……スピィ!!」

ダイヤストームでやられ倒れていたスピアーが顔だけあげてリュウトに向かって紫色の液体のような物を吐き出した。一瞬すぎて避ける事が出来きず左手に紫色の液体がベシャと掛かる。スピアーはガクッと倒れ完全に戦闘不能となった。

「リュウト!!」
「くぅぅ…!くそっ…やれやれ、油断しちまった…今日は厄日だな。くっ!」

左手がジュゥゥゥゥ………と焼けて行く。この紫色の液体は『どくどく』である。リュウトは猛毒状態にかかってしまったのだ。人間に対して使う技ではない。時間がたったら全身に毒が回りリュウトは死亡するだろう。

「こんな時に限って毒消しを買ってねえ…いや、そもそも毒消しは人間に効くか分からんが」
「リュウト一旦脱出しましょう!左手が溶けてしまいます!」
「しかし、ここで『あなぬけのひも』を使って脱出した後ブラック団をすぐにでもここから消えるだろう。勿論ポケモン達を持ってだ。ラピスの奴も置いて行くのも後味がわりぃ」

リュウトがここで脱出したらブラック団達はすぐ様ここから消えるだろう。盗んだポケモン達を持ってだ。それにラピス一人を残して勝手に脱出しるのはリュウトは許せなかった。「面倒」とか「やれやれ」とか言う割りにはリュウトはやはり正義感が強い男であった。しかしリュウトの左手は悲鳴をあげている。

「リュ、リュウト……。このスピアーのトレーナーをやっつけないと気が済みません!」

ディアンシーは周りをキョロキョロと見渡すが人の気配がないリュウトを不意打ちしたスピアーのトレーナーを叩きのめさないとディアンシーの気が収まらない。

「(スピアーの事もある……。無闇に動けねえ…。しかしトレーナーは何処にいるんだ?そんな広い部屋でもないすぐに見つかりそうなのだが)」

リュウトは左手が焼けている熱さを我慢しながらディアンシー同様周りをキョロキョロする。すると

・・・・