二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.237 )
- 日時: 2014/09/29 07:23
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: eldbtQ7Y)
第十五話:『暴走族』その1
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次の日の朝、花屋は見事になくなっていた。一夜にしてどうやって片付けたのかは分からない。物音一つしなかった…。殺したブラック団の忍者の死体も片付けたのだろうか?となくなった花屋の前で考えるリュウト。この町の人々も「花屋潰れたのか?」「一夜にして?」などの声が聞こえる。
そこにラピスが現れる。後ろからリュウトの肩をポンと叩く
「育て屋の方はちゃんと話を付けてきたよ。」
「いや〜育て屋のおじさん泣いて喜んでたよ〜〜」
育て屋の店主は帰ってきたポケモン達を見て泣いて喜んでいたそうだ。リュウトは「ふふっ」と笑って「そうか」と言う。
「リュウト、短い間だったけど再開出来てよかったよ。また会おう」
「ああっ…俺もだ。」
リュウトとラピスはガシッと握手をし。また何処かで会おうと約束を果たした。
ラピスとビクティニは先をリュウトとディアンシーと別れをした。リュウトはラピスが見えなくなるまでしっかり手を振った。
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「俺達も先を急ぐか。向かうはプレミシティだ…あそこはナナイロ地方誇る大都会らしいぞ。」
「確かゴルバットをマツクリ博士に預ける為にルカが向かった先ですね。もしかしてルカ待ってるかも知れませんよ?」
ディアンシーがニタニタしながらリュウトにそう言った。リュウトは何故ニタニタしてるか分からず首を傾げる。
「待ってるとは思えないけどなぁ……。」
「そうとも限らないですよ?」
リュウトは何故ディアンシーがルカが待っていると確信出来るのだろうか?リュウトは「はぁ…」とため息を付き理由は聞かず五番道路を進んだ。ディアンシーが「あっ、待ってください!」と追いかける。
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五番道路を真っ直ぐ進むリュウトとディアンシー。すると一本の大きな木の前に一人のオッサンが何かをしていた。
「ダンゴロ『ずつき!』」
「ゴロ〜〜!」
ドガッ!
オッサンが自分の手持ちポケモンであろうダンゴロにずつきを命じた。ダンゴロは木に向かってずつきを繰り出した。すると木からボトボト!!とオレンの実やクラボの実といった木の実が大量に落ちてきた。
「お〜お見事ですわ〜」
「ん?お前らは……?」
オッサンは後ろを振り向きリュウトとディアンシーの存在に気がつく。リュウトが何をしているのか聞いて見た。
「なにしていたんですか……?」
「見てわからねえか?ずつきを使って木に実ってる木の実を落としてたんだよ。そうだおめえさんのポケモンもずつきを覚えさせてやる。ここで会ったのも何かの縁だ!」
リュウトは何も言ってないが技をタダで覚えさせてくれると言うのだから。従う事にした。リュウトはずつきを覚えるラッタを出した。するとオッサンは鞄からディスクを出しラッタの頭の上に置いた。これは『ずつき』の技マシンなのだろう
「終わったよ。これでラッタはずつきを使えるぞ」
「あ、ありがとうございます。」
リュウトはオッサンにお礼を言ってペコリと頭を下げる。オッサンは「そうだ。一回あの木に向かってずつきをして見ろ木の実やアイテムが落ちてくるかも知れんぞ」と向こうの木を指を指しながら言ってみる。リュウトはオッサンが指差した方の木に近づき。
「ラッタ、この木に向かってずつきだ!」
「ラッダァ!」
ラッタはドガッと木に向かってずつきをした。すると落ちてきたのは
「ヤンヤンヤンヤンーーーーーッ!!!!」
「イトトトトトトーーーッ!!」
木から落ちてきたのは木の実やアイテムなどではなく。この木に止まって寝ていたヤンヤンマとイトマルであった。寝ていた所を急に起こされた為かかなり不機嫌でリュウト達に襲いかかってきた。
「あれの何処が木の実なんですか?」
「こういう事もあるんだよ。ワーハハハハハハハッ!」
「やれやれだぜ…」
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「ふぅ……ゲット成功だな」
「やりやしたね!リュウト!……ずつき教えてくれた。おじさん逃げちゃいましたね。」
リュウトはヤンヤンマとイトマルをゲットした。ずつきを伝授したオッサンは文句を言われる前にリュウトがバトルしてる最中にどっかに逃げて行った。
「別に文句とか言うつもりはなかったんだが。まぁいいかご苦労さんラッタ」
「ラッダ!」
リュウトはラッタにご苦労さんと撫でた後にボールに戻しボールを腰に付ける。ヤンヤンマとイトマルのボールも腰に付ける。この二匹は控えメンバーにする予定でプレミシティについたらパソコンでボックスに預ける予定だ。
「さて早くプレミシティに行こう。早めにポケモンセンターで部屋を予約しといて。安心しておきたい」
リュウト早くプレミシティに着き宿泊するポケモンセンターの予約を早く済ませておきたかった。
リュウト自身とてもプレミシティを楽しみにしている今までド田舎のロクタウンに住んでいた為都会と言うのはどんな感じなのか楽しみで仕方なかった。
すると。
ブォオオオオーーン!!!ブォオオオオオーーーン!!!!
「きゃ!?」
「う、うるせ!?」
リュウトとディアンシーは急に鳴った強烈なバイク音に耳を塞ぐ。バイク音は一つではなく無数に聞こえる。こんな静かな道路でどこの馬鹿共だ?とリュウトは後ろを振り向く。すると無数のド派手なバイクが何台もこっちに向かって突っ込んできた。
「どけどけどけどけどけエエエエエエエエエェェェェェェ〜〜〜〜〜〜!!!!轢き殺されてえかーーー!」
ド派手なバイクに乗っているのはこれまたド派手なバイカーな格好にド派手な髪型。モヒカンの奴もいれば。スキンヘッドやリーゼント頭もいる。
「あァん?野郎共止まりやがれェ」
先頭で後ろを仕切っていたスキンヘッドの男が子分達に止まれと言い。バイクを止めさせるスキンヘッドの男の目に入ったのはディアンシーであった。スキンヘッドがディアンシーを見つめる。
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