二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.257 )
日時: 2014/10/19 20:55
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: ACwaVmRz)

短編その2『ホラー映画鑑賞後』

・・・・

夜、ポケモンセンターでリュウトとディアンシーが宿泊していた時のちょっとした出来事。

『ぎゃ、ぎゃああーーっ!?』

「きゃあああ〜〜〜〜ッ!?」

テレビから聞こえた悲鳴声にディアンシーが驚きカタカタ震えながら毛布に隠れる。リュウトは細い目でディアンシーを見る、現在ホラー映画がテレビで放送していた為寝る前に見ていた。内容は森に入り込んだ主人公やヒロイン、仲間達がどんどんゴーストポケモン達に襲われて行くという話。しかし主人公達を襲うゴーストポケモンは『バケッチャ』や『ボクレー』、『カゲボウズ』に『ヒトモシ』、『ムーマ』といった可愛らしいゴーストポケモン達であまり怖いと言えない。しかしディアンシーはガチ怯えしている

「こんな映画の何処が怖いんだよ、ただ役者達のリアクションがデカいだけだろ。使うならゲンガーとかヨノワールとかを使えよな」

リュウトはこの映画に呆れていたホラー映画なのに怖くも何ともないこの映画に。むしろバケッチャ達に癒される映画なのではないかと思う。リュウトの怖くないと言う一言を聞いたディアンシーはバッと起き上がる。

「そうですね、こんなB級映画怖いって言う方がおかしいですわね!!」

ディアンシーはえっへんと言うポーズを取り怖くないとリュウトに主張した。

「さっき悲鳴あげてただろ。見栄を張るなよ」
「んなっ!?み、見栄なんか張ってないですわ!!でしたらわたくし今日は一人で寝ます!」
「じゃあ、俺は何処で寝るんだよ」
「ホールのソファーで寝ればいいですわっ!」
「それは酷いな。…分かったよラッタとモンメンを付かせとくか?」
「要りません!」
「そうかよ、じゃあロビーで寝てこようかな…」

リュウトはディアンシーにそう言いロビーに向かった。ディアンシーは部屋に一人っきりになった。

「……一人になると部屋も広く感じますね…。さて早速寝ますか!」

ディアンシーは部屋の電気を消しベッドの横になる。そして目を瞑り眠ろうとしたが、眠れない。何故か眠れないディアンシーは目をパッチリと開けキョロキョロと周りを見渡す、思い出す先程の差ほど怖くないホラー映画。しかしディアンシーにはとても怖い映画であった。映画の一部シーンを思い出すたんびにブルブルと震え涙目になる。ベッドから飛び起き急いで部屋から飛び出した。



「ふぁあ〜〜。トイレ行ってくるか〜」

ロビーで寝ていたリュウトが伸びをしてトイレに向かった。

・・・・

「ふぅぅ……あん?」

トイレから戻ってくると毛布の中がもっこりとしている恐る恐る毛布の中を捲ると……ディアンシーが入っていた。

「……なにしてんだよ?」
「ひ、一人で寝ようと思いましたけど……リュウトが怖いんじゃないかと思って来てあげました!」

リュウトに強がってそう言っている。肩が震えている、本当は怖くてリュウトと寝たいのである。

リュウトは「はぁ…」と息を吐いた後クスッと笑う。

「そうだな。ディアンシーがいればゴーストポケモンなんか怖くないな」
「そうです!わたくし一人で百人力ですっ!早くリュウトわたくしの横に来てください!」
「はいはい……。」

・・・・

「あら…?あらあら…」
「「zzzz………」」
ジョーイさんが見た物はとても微笑ましい物だったと言う。

・・・・

余談
また短編ですいません…最近スランプな物で。ぜ、絶対今月中には!16話を上げます!誤字があったら教えてください。