二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.281 )
日時: 2014/11/21 00:00
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: tDpHMXZT)

【第十七話:電気街は大パニック!?】その1

・・・・

〜プレミシティ電気街〜

「寄りたい場所って電気街なんですか?」
「ああっ、母さんが新しい電子レンジ欲しがっていたからな」

リュウト達がやって来た場所は『電気街』だった。リュウトの母が新たな電子レンジを欲しているのでリュウトは買う事にしたのだ。
リュウトとディアンシーは数多くある電気屋の中から適当な場所を選び中に入る。

「へえ〜、結構品揃ってるんだな〜」
「あっ!電子レンジありましたよ!」

品揃いの良さに感心するリュウト、ディアンシーはお目当ての電子レンジを見つけて指差しをし、リュウトの服の袖を掴み引っ張る。

「なんかこの電子レンジ小さくないか?……それに何か赤いし」

ディアンシーが見つけた電子レンジには何か違和感があった。この電子レンジ少し小さすぎるし、赤い。リュウトが電子レンジに触ろうとした瞬間!

「ロトトトトトッ!!!」
「「!!!?」」

電子レンジに触れようとした瞬間!電子レンジに顔が出てきた。リュウトとディアンシーは驚き後ろに下がる。電子レンジは不気味に笑いながら近づいて来て

「ロトトトトトトトトッ!!!」
「リュウト危ないです!…ぐ!」

電子レンジはリュウト達に向かって炎タイプの強力技の一つである『オーバーヒート』を放って来た。ディアンシーはリュウトの前に立ちオーバーヒートを受けるオーバーヒートは岩タイプのディアンシーには効果いまひとつである。

「ロトトトトトッ!!!!」

電子レンジはオーバーヒートを放つとどっかに逃げていった。

「な、なんだったんだ?今の奴……?ポ、ポケモンだよな?ディアンシー大丈夫か?」
「大丈夫です…でも、なんだったんでしょうね!今の電子レンジいきなり技を放つなんて!失礼極まりないですっ!」

ディアンシーはぷくーっと頬を膨らませさっきの電子レンジに怒っている。すると二人の前にこの店の店長がやってきた。

「お客様大丈夫でしたか!?」
「だ、大丈夫ですけど…さっきのは?」
「あいつは『ロトム』と言う電気タイプのポケモンで最近この電気街に現れてはイタズラをする困った奴なんです……」

先程の電子レンジは『ロトム』と言う電気タイプのポケモンらしい、最近この電気街に現れてはイタズラを繰り返しているらしい。店長の話によるとロトムは特定の電気製品の中に入るとタイプが追加されるしい。リュウトは店長の話を聞いてそんなポケモンもいるのかと思う。

「(俺の知らないポケモンもやはりいる……っていうか殆ど知らないよな〜……今後困るよな知らないと。なんだったかな…『ポケモン図鑑』?って言うんだったかあれが欲しいな)」

リュウトは『ポケモン図鑑』があると今後知らないポケモンが出てきても調べられるから欲しいと考える。考えているとディアンシーがペシペシとリュウトの足を叩く。

「リュウト!リュウト!聞いてますか?ロトムを退治しに行きますよ!」
「えぇ〜なんでだよめんどくせぇ…」
「さっきのオーバーヒートのお返しに決まってます!早く行きますよ〜」

ディアンシーは先程のオーバーヒートをまだ根に持っておりロトムを退治しに行こうと言う。リュウトは多分何言っても聞かなそうだから渋々付き合う事にした。

「やれやれ、分かったよやるよやりゃいいんでしょ」
「流石わたくしのパートナー!分かってますね、行きましょう!」

・・・・

「もうどっかに行っちゃったんじゃないか?」
「むむむむむっ……」

リュウト達は先程のロトムは探して電気街を探すが一向にロトムは見つからない。リュウトは「諦めよう」とディアンシーに言う。ディアンシーは黙りする。

「きゃーーーっ!」

諦めかけていたその時女の悲鳴が響き渡った。ディアンシーとリュウトは急いで叫び声がする方に向かった。二人は声が聞こえた電気屋の中に入るすると

「ロトトトトトトッ!!!」
「う、う〜〜ん……」

芝刈り機の姿をしているロトムが女性店員を驚かせていた。女性店員は驚き腰を抜かしている。リュウトはすかさずモンスターボールからラッタを出した。

「ラッタ、ロトムにでんこうせっかだ!」
「ラッチャ!」

ラッタはロトムに突っ込むがロトムは余裕の表情で笑っている。ロトムは芝刈り機を脱ぎ捨て『元の姿』に戻る。ラッタがロトムに突っ込むがスカッとすり抜け壁に衝突する。

「なっ……ラッタ!どうなって…」
「ロトムは電気製品から抜けるとゴーストタイプに戻るのです!」

本当はロトムは電気、ゴーストタイプだが電気製品に入ることによってタイプが変化する事を思い出すリュウト。ロトムはリュウト達を馬鹿にするように笑いながら次は洗濯機の中に入り込む。ロトムは洗濯機の姿に変わる

「くっ、行け!モンメン!」
「モンメ!」

リュウトはモンスターボールからモンメンを繰り出す、今のロトムは『電気、水』タイプなので草タイプのモンメンは有利である。

「ロトトトトトトッ〜〜〜〜!!」

洗濯機ロトムの真ん中にある蓋が開きそこから大量の水が噴射される。水タイプ最強の技『ハイドロポンプ』だ!

「きゃあ!?」
「メン!?」

ハイドロポンプがディアンシーとモンメンにクリーンヒットし二匹が壁に叩きつけられた。岩タイプのディアンシーには効果は抜群だ!

「わ、わたくし最近こんな目にばっかりあってる気がします!絶対許しません〜〜〜〜〜っ!!」
「ディアンシー、モンメン大丈夫か?おい、ロトム!今更だが他の客の迷惑だろ!

本当に今更だがリュウト達の周りにはギャラリー、他の客達が集まっているこんな店の真ん中でポケモンバトルをしているのだ当たり前である。

「少年!そのロトムを退治してくれたら店の好きな商品一つだけやるから倒してくれ〜〜!」

・・・・・