二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.295 )
日時: 2014/11/23 14:02
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 4mXaqJWJ)

短編その3『マナー』

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プレミシティのレストランであったリュウトとディアンシーのちょっとした会話の話である。

「リュウト、リュウト!」
「あぁ…?なんだよ、今食べようとしたってのに」

リュウトがナポリタンを口いっぱいに頬張ろうとした瞬間にディアンシーがリュウトの袖を掴みグイグイと引っ張る。パスタを巻いたフォークを置きディアンシーの話を聞くことにした。

「あの人達は会話をしないで何をなさってるんですか?」

ディアンシーは向こうの太った眼鏡の二人組の客を指差した。

「ああ……。『ポケートフォン』でメールしてるんだろ」
「ポケートフォン?」
「ポケータイの新しいバージョンだよ。俺の親父も持ってるよ」

『ポケータイ』とは簡単に言えば現実世界で言う『ガラケー』で、ポケートフォンが『スマホ』である。

「目の前の相手よりもメールする方が大事なのですか?」
「さあ?俺にはよくわからないな。言える事は最近はネットとかのが怖いからな」
「怖い??」
「ああ、マナーとかルールとかうるせえ人が多いから。あーん」

リュウトが適当にそう言いナポリタンを口にした。

「……マナー?ルール?…人間はよく分かりませんわ…?わたくし後ろからあの人達がどんなマナーを実戦してるか見て来ますわ!」
「あ、おい!」

ディアンシーは太った二人組に気づかれないように後ろに回り込んでポケートフォンで何をしているのかチェックし。リュウトの所に戻ってきた。

「どうだったんだよ」
「『サーナイトたんは俺の嫁』、『マジカワユス』、『デュフフ』、『ktkr』、『リア充』、『ニタニタ動画』、『ゆうつべ』、『ぷぎゃー』って書いてありました!」
「………あぁ」
「マナーというのは難しいですね、全然知らない言葉ばっかりでした!でも、興味深いです!。サーナイトが嫁とはどういう事でしょう?ポケモンと結婚してるんでしょうか?」
「多分それマナーじゃないから。忘れろ」
「えぇ!?」

・・・・

短編その3END

誤字があったら教えてください。