二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.309 )
- 日時: 2014/12/22 19:00
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: gZQUfduA)
番外編『ディアンシーのクリスマス』その1
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リュウトとディアンシーが街を歩いていると。ディアンシーの目に赤い服を着てチラシを配っている人が入った。それだけじゃない綺麗な箱を貰って喜んでいる子供。いつもより多いカップル。お洒落をしているポケモン達などいつもじゃ見られない光景が広がっている。ディアンシーはリュウトの服の袖をクイクイと引っ張る。
「ん?どうしたディアンシー?」
「今日はなにかのイベントですか?いつもより賑やかな気がします」
「え?ああ……今日はクリスマスだからな。」
『クリスマス』ディアンシーは初めて聞く単語に首を傾げる。クリスマスとは一体なんなのだろうか?
「クリスマスとはなんですか?」
「難しい質問だな……クリスマスっていうのはなんて言えばいいんだろうか。好きな人恋人と過ごしたり。家族と過ごしたり…プレゼントをあげたり……。ケーキとか普段食べないような豪華な物を食べたり。まあとにかくそういう特別な日なんだ。」
「う〜〜ん、リュウトは説明が下手という事だけがわかりました」
リュウトの説明じゃ全然分からないディアンシーであった。何故プレゼントをあげたりご馳走を食べたり。恋人と過ごしたりするのかが全然分からなかった。
「所でリュウトはどうやって過ごすんですか?」
「え?今年はまあお前と過ごす事になるだろうな〜…去年は両親と妹と過ごしたよ」
「寂しいんですね」
・・・・
リュウトとディアンシーはポケモンセンターに戻ってきた。ディアンシーはパソコンを使ってクリスマスについて調べていた。ポケモンがパソコンを使うという光景は他のトレーナーからみたら目を大きくする光景だ。
カチッ カチッ カタカタ カタカタ
クリック音やキーボードを打つ音が部屋に響く。熱心に調べているディアンシーの頭にペシッとチョップを入れるリュウト。「きゃ」と声を出し後ろを振り向くディアンシー。
「目悪くなるからそんなに近くで画面を見るな。後俺通信電話するからどいてくれ」
「は〜い……クリスマスというのはやっぱりよく分かりませんわ。なぜプレゼントをあげるのでしょう?」
「さあ?喜ぶ顔が見たいんじゃない?」
ディアンシーの質問にリュウトが適当に答る。ディアンシーは窓から見えるイルミネーションが綺麗だなと思う。ディアンシーの頭の中にリュウトの言ったことが過る。「喜ぶ顔がみたい……」……リュウトもプレゼントをあげたら喜んでくれるだろうか?と考える。
「リュウト……」
ディアンシーがリュウトにプレゼントを貰えたら嬉しいか聞こうとしたら。
『もう、お兄ちゃん!!私がいない間に旅に出ちゃうってどう言う事!?』
パソコンから女性の大きな声が響く。リュウトとディアンシーは耳を塞ぐ。多分この声はリュウトの妹だろう。ディアンシーも声を初めて聞いたがとても可愛らしい女の子らしい声だ。
「お、お前な……。いきなり声をあげるな。耳に響くだろ」
『だって信じられないよ!私がハナチチタウンにいる友達の家に泊まりに行ってる間に旅に出ちゃうなんて!!』
「いや、それは悪かったって……。ほら、今日お前が欲しがってたコート買って送ったからそれで勘弁な。」
『むっ……。まぁそれなら。』
ディアンシーは楽しそうに喋ってるなと思った。リュウトは久しぶりに妹と喋ってるのだ邪魔しないでおこうと思いディアンシーは静かに部屋を出た。
・・・・
ディアンシーはロビーにある受付に着くと受付のジョーイに話しかける。
「ジョーイさん。205号室のリュウトのモンスターボールをくださいまし」
「あら貴方は…?あぁリュウトさんといた。ええ分かったわ。」
ディアンシーはリュウトが預けていた手持ちの三匹が入ったモンスターボールを受け取り。ポケモンセンターの外に出た。
・・・・
ディアンシーがポケモンセンターの外に出ると渡されたモンスターボールから、ラッタ、モンメン、ロトムを出した。
(ここからポケモン達の会話を楽しんでください)
「ラッチャ?(ふわぁ〜。あれ?ご主人がいない…あっどうしたんッスか姐さん!)」
「モンメ〜?(もう夜遅いけど今から遊ぶの〜ディアンシーちゃん?)」
「ロトトトトッ!(だったらポケモンセンターの電化製品に潜り込んで皆を困らせようぜっ!)」
「え〜い!貴方達黙りなさいっ!今日がなんの日かわからないのですかっ!!」
今から遊ぶと思っている三匹に喝を入れるディアンシー。三匹は「今日?」と首を傾げる。
「モンメ!(分かったわ!ディアンシーちゃんの誕生日かしら?)」
「全然違います!今日はクリスマスですっ!」
三匹は初めて聞く単語に首を傾げる。ディアンシーが何も知らない三匹に簡単ではあるがクリスマスの事を説明した。
「ラッチャ〜(へえ〜そんな行事があったんッスか〜で?なにをするんですか?)」
クリスマス事は分かったラッタ達だが肝心のこれから何をするかをまだ聞いていない。ディアンシーは「ふっふっふっ」と笑いエッヘンのポーズを取る。
「今から皆でリュウトのプレゼントを探しに行きます!」
「ロトト?(リュウトにプレゼント?まぁ確かにお世話になってるもんな〜)」
「ラッチャ!(いいッスね!ご主人の喜ぶ顔がみたいッス!オイラ!)」
「モンメ〜(なんやかんや言ってディアンシーちゃん、リュウトちゃんの事大好きだもんね〜)」
「う、うるさいですよっ///さ、早く行きましょう。」
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明日はその2を更新!誤字があったら教えてください。