二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.315 )
- 日時: 2014/12/23 20:30
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: gZQUfduA)
その3
・・・・
『それでさ〜お兄ちゃんこの新しく買った服どう?やっぱりちょっと大きいかな?』
「ああ、大きいな主に胸の所が」
『身長!!セクハラだからね今の!!……所で思ったんだけどお兄ちゃんの服ダサいよね…なんかみてて恥ずかしいよ』
リュウトは妹と通話で盛り上がっていてディアンシーが外に出た事に気づいていなかった。話の内容は服装の事になり。妹は画面越しで最近買っただろう服をリュウトに見せる。リュウトはセクハラ感想を妹に伝える。妹はリュウトの服装に気がついた。リュウトの格好はジャージのような格好だ。
『もう、お兄ちゃんは本当ファッションには疎いんだから!』
リュウトはファッションセンスはかなりないようだ。いつも妹と母親が買ってきた物を着ている、自分で買うとモロダサい服を買ってきてしまうらしい。本人にはその自覚はないらしい
「なんでだよ。これファッションセンター『むらしま』買ってきたんだぞ。安かっただぞ」
『信じられない……むらしまで買うなんて……。」
『むらしま』とはナナイロ地方のみある服専門店である。安いから庶民の味方である。しかしファッションに拘る妹にとってはむらしまは論外らしい。
『ん?お兄ちゃん、あのピンク色のマフラーはなに?あれもむらしまで?』
「え?ああ…自分で編んだんだよ。毛糸はむらしまだけどな」
『へえ〜お兄ちゃんマフラーなんて編めるんだ。誰にあげるの?』
「それは…ここじゃいえ…あれ…?アイツどこ行ったんだ?」
リュウトはやっとディアンシーがいない事に気がついた。
「ごめん、今日はここまでにしよう用事思い出した。」
『え!?ちょっとお兄ちゃん!?』
「あっ、母さんと親父に元気でやってると伝えといてくれ。じゃ」
リュウトは通信を切ると急いで外に出た。
・・・・・
それでディアンシー達は…。
「ロトロトロト(なあ、皆……はっきり言っていいかな?)」
「いえ、言わなくても分かりますわ。はい認めたくないですけど……完全に………………………迷いましたわね!!!!!」
ディアンシー達は迷子になっていたリングマ達から逃げてる時に来た道から完全に外れてしまったようである。とりあえず四匹は風呂敷をその場に降ろした。どうするか考える。
「とりあえずお腹空いたんで木の実でも食べますか」
「ラッチャチャ!?(ちょ、ちょ!?ご主人にあげるケーキの材料ッスよ!?)」
「ちょっとくらい大丈夫でしょ。バリバリ…」
「モ、モンメ(た、食べちゃったし……)」
ディアンシーは風呂敷を広げ木の実を食べ始めた。ラッタ達も食には耐え切れず木の実を食べ始める走ったせいで相当お腹が空いていたようであり木の実が半分以上無くなってしまった。
「ロト……(めちゃくちゃ食っちまったな…)」
「ラッチャ…(ご主人にあげる物なのに……ッス)」
「ま、まぁ!リュウトなら許してくれますわ!」
再び風呂敷を結び直し持ち上げる。ポケモンセンター目指して走り出した。
・・・・・
「モンメ!(ディアンシーちゃんこの道全然知らないよぅ……)」
「…………ん?」
ディアンシー達は更に道に迷ってしまった。流石のディアンシーも黙ってしまった。ディアンシーの目になにかが映る。
目に映ったのはバタフリーと複数のキャタピー、ドクケイルと複数のケムッソ達であった。
「フリィフリィ?(ドクケイルさん木の実は見つかった?)」
「ドクドクドク……(いえ、まだ見つからないわ。なんで木の実がないのかしら?)」
「キャタキャタ…(お腹空いたよ〜……ご飯まだ〜?)」
「ケムケム…(僕もお腹空いちゃったよお…朝からなにも食べてないよぉ)」
このバタフリー親子とドクケイル親子は木の実を探しているが一向に木の実が見つからなく困り果ててる。この森の木の実はリングマ達が全て取った為あるわけがない。その木の実を更にディアンシー達が奪った。
「ドクドク……(ごめんねぇ坊や達。さっきからバタフリーさんと探してるんだけどね…)」
「フリフリフリ……(今日は我慢して明日朝一で隣の森までいって取って来てあげるから)」
「「「「(えぇええーーーっ!!)」」」」
キャタピーとケムッソ達は自分の母親達にブーイングをかました。バタフリーとドクケイルは困った顔をする今から隣森に行くのは危険過ぎるだけどこのまま子供達を空腹のままにしておく分けにもいかない困り果てる二匹。
ディアンシーは木の実の入った風呂敷を黙ってバタフリー達の前に差し出した。
「ロ、ロト(お、おい…)」
「フリィ?(いいのですか・・・?)」
「子供達に食べさせてあげなさい。分かりましたね?」
「ドクドク……!(ありがとうございます。ありがとうございます!)」
ディアンシーは木の実を全てドクケイル達に渡した。そしてディアンシー達はその場去るドクケイル達はディアンシー達が見えなくなるまで頭を下げた。
「モンメ〜(ディアンシーちゃん良かったの?)」
「ロトロト(結局俺らが食っただけだったじゃねえか)」
「ラッチャ〜(今からまた木の実を探すんスか?)」
「そうしたいんですが流石にもう帰らないとリュウトに怒られる気がします。もう帰るのを先決にしましよう」
ディアンシーは仕方なく木の実集めを諦めリュウトの元に帰る事を先決した。ディアンシーが余所見をしてるとドンとまた何かに当たる上を見上げると
めちゃ鬼の形相をしてるさっきのリングマ、スピアーコンビだ。