二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.316 )
日時: 2014/12/23 20:30
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: gZQUfduA)

その4

・・・・

「また貴方達ですか。そこをどいてくださいわたくし達急いでるんですよ」
「グマグマ!!(てめえらさっさとワシらの木の実を……ってあれ!?)」
「ピア!?(てめえら木の実の入ってるあの風呂敷はどーしやがった!?)」

リングマとスピアーはディアンシー達が木の実を入れていた風呂敷がない事に気がつくと焦り始める。

「ああ、あれならもうあげましたわ」
「「(何ィィィィィーーーッ!!!!?)」」

ディアンシーの一言を聞き馬鹿みたいなオーバーリアクションを取る二匹。プルプルと震え始める。そしてプツと何かが切れる音が聞こえた。

「グマァアアアアアアーーーーッ!!!!(貴様ら絶対にゆるさーーん!!死にやがれ!!)」
「ピァアアアアアアーーー!!!(あれは今日の朝から必死に集めて二人占めする予定だったんだああああーーっ!!)」

二匹は我を忘れてディアンシー達に攻撃を仕掛ける。リングマのアームハンマー、スピアーのダブルニードルがディアンシー達を襲う!

「ロトム!アームハンマーを代わりに受けなさい!」
「ロト!(ガッテン承知!)」

リングマのアームハンマー!しかし、ロトムには効果がないようだ。

「グマァ!?(こいつゴーストタイプかよ!?)」
「スピィ!(だらしねえ!俺にまかせろっ!!)」

スピアーはダブルニードルをディアンシーに食らわせる。だが、ガキンと跳ね返されてしまう。

「スピィイイイ!?(な、なんじゃこの硬さああああああーーーーっ!!?うぎゃああああーっ腕痛え!?)」

ディアンシーのあまりの硬さにスピアーの腕は悲鳴をあげる。ディアンシーはスピアーのその姿を見てドヤ顔をする。そのドヤ顔を見て腹を立たせるリングマとスピアー。

「ラッタァ!!(隙ありッス!!)」

ラッタのでんこうせっかがリングマの腹に炸裂する。リングマは痛さに膝を着き左手で腹を抑える。

「リ、リング……(ぐぐっ……)」
「ス、スピィ!?(リ、リングマ!)」
「隙だらけですわよっ!!!!」
「スピ!?(え!?)」

ディアンシーの目が青く光ると二匹が宙に浮きあげる。ディアンシーの『サイコキネシス』だ。ディアンシーが目を大きくすると二匹が空の果てに飛ばされて行った。

「スピアー…貴方とは別個体ですけど。個人的に許せないので派手にやらせて貰いましたよ」

・・・・

スピアー達を撃破したのはいいが迷子なのは相変わらずなディアンシー達である。

「モンメ……(このまま帰れなかったらどうしょ……)」
「ロト!?(変な事言うな!)」
「ラッタァ……(そ、そうッスよぉモンメンちゃん…帰れますよね姐さん?)」
「・・・・リュウト……」
「「「……」」」

ディアンシーの耳にはラッタの声は届かずディアンシーは自分のパートナーの名を呟く。ディアンシーは少し涙目になっている、このまま会えなかったらどうしようなどと考えている。

ラッタ達は何も言えずディアンシーを見るだけだった。

「おい、さっさと帰るぞ」

ディアンシー達の耳に聞き慣れた少年の声が聞こえた。バッと後ろを振り返ると自分達の主人『リュウト』が立っていた。ディアンシー達はリュウトを見ると目を大きくし喜びに満ちた顔で頷く

・・・・