二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.324 )
日時: 2014/12/28 15:29
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: oBSlWdE9)

その2

・・・・

「おっ、分かれ道だ」

ある程度進んでいると分かれ道が出現した。リュウトがどっちに進むか悩んでいると

「わたくしは左に行くべきだと思います」
「え?」

リュウトの肩に掴まっているディアンシーが「左に行くべき」と提案を出す。横目でディアンシーの事を見るリュウト。

「こういうのは基本的に左ですよ」
「いや、俺は右だと思うな。生物は困ったら無意識で左を選ぶらしい、スライはそこをついて左にとんでもない仕掛けを用意してんだと思うのよ」

リュウトはスライは心理をついて来ると思いディアンシーの提案した「左」ではなく。右に行くことにした。ディアンシーは「むーっ」と頬を膨らませる

「悪いなディアンシーさん俺は絶対こっちの方が絶対安全だと思うんだ」

右の道を進んでると…紫髪の少年がザッとリュウトの前に現れた。

「俺はジムトレーナーの名もないサイキッカーだ!」
「トレーナーがいたのか」

名もないサイキッカーは「くっくっく」と笑っている。一体なにがおかしいのだろうか?二人が首を傾げていると

「まんまと騙されやがって。あの分かれ道は正解は左だ!!」
「え!?」
「左に行けばトレーナーと会わずに一気にスライさんの所に行けたからな。お前のような頭の固い奴をハメるのがスライさんの目的なんだよ!」
「ばかばかばかばか!!ばかばか!リュウトのばかっ!」

ディアンシーはベシベシベシとリュウトの顔を叩く。リュウトは何も言い返せず黙って叩かれる

「リュウトそこに座りなさい!」
「はい……」

ディアンシーがリュウトの肩から降りるとそこに座れと手を床に向ける。リュウトは大人しくその場に正座する。

「あそこでわたくしの言う通りにしていれば最短ルートでジムリーダーの所まで行けましたよね?」
「仰る通りですございます……」
「そもそも、リュウトはですねっ!」

ディアンシーはリュウトを座らせると敵トレーナーのサイキッカーをスルーして説教をし始めた。サイキッカーはそれを口を開けながら見ていた人間がポケモンに説教されているシュールな光景を見せつけられている。サイキッカーは堪らず声を掛ける。

「お、おいいい加減バトルをだな」
「うるさいですっ!」
「はいっ!?」

サイキッカーはディアンシーの怒鳴り声にビビり何も言い返せなかった。この後ディアンシーの説教を20分近くされたリュウト。それを終わるまでずっと終わるまで見ているサイキッカー。

・・・・

「……これからはわたくしの言う事を聞く事わかりましたね!」
「はぁ、分かった分かった」
「では、リュウトを許します……もういいですよバトルして」
「あ、はい……」

リュウトは足が痺れながらも何とか立ち上がってモンスターボールからモンメンを出し。サイキッカーはケーシィを繰り出した、ディアンシーは再びリュウトの肩に掴まる

「ケーシィ、テレポート!」
「ケーシー!」

ケーシィのテレポート、しかし意味がないようだ。

「はあ?」
「馬鹿なんでしょうか?」
「今だケーシィ、めざめるパワー!!」
「ボケでフェイントしてきやがった!?」

ケーシィから不思議な気功波がモンメン向かって放たれた。サイキッカーはボケでフェイントして油断してる所を攻撃という汚い戦法をする。

「モンメェエエ!?」

ケーシィのめざめるパワーが直撃する、こうかはばつぐんだ。めざめるパワーは個体値によりタイプも威力も変わる不思議な技である、このケーシィのめざめるパワーは炎のようである。

「めざめるパワーでぶちのめせ!」
「やどりぎのたね」
「シィイイイイイ!!!!」
「モ、モンメ!?」

再びめざめるパワーを食らってしまい戦闘不能になるモンメン。戦闘不能になったモンメンをボールに戻す。

「よし、次は初出陣だロトム!!」
「ロトトトトト!!!」

ボールから元気良くロトムが出てくるロトムはリュウトの周りグルグルと回りリュウトの帽子を取り上げ自分で被る。

「おい!やれやれ……」
「ロトトトトトトッッ!?」

帽子のせいで前が見えなくなってしまったロトム。リュウトは「はぁ…」と溜め息を付く。

「チッ、ふざけんなよ…!ケーシィ!もう一回めざめるパワー!」
「ケ、シィィ……ッ!」
「なっ!?蔦が絡みついている!?いつの間に!?」
「モンメンのやどりぎのたねだ。」
「んな馬鹿な!?放つ前に倒したはずだっ!」
「特性『いたずらごころ』だよ。」

いたずらごころとは変化技を素早さ関係なしで先行で出来ると言う特性である。

「くっ、めざめるパワー!」
「おどろかせ!」
「ロトォォォォッ!!!」
「ケ、シィ!?」

ロトムが思いっきり怖い顔をするケーシィは体をビクつかせる。ケーシィにはこうかばつぐんだ。しかもケーシィはひるむ

「あああああああっ!?ケ、ケーシィ!」
「今だ!電気ショック電気ショック電気ショック!!!!」

ロトムの電気ショックがケーシィに炸裂し、ケーシィはバタンと倒れ戦闘不能になる。

「くぅぅ……スライさん申し訳ありません…!」
「ロトム、リュウトの帽子をいい加減返しなさい」
「ロトトトトト〜〜♪」

ディアンシーは面白そうな顔をしてディアンシーの事を知らんぷりする。ディアンシーもカチンときて、無理矢理帽子を取り上げる。

「ロト!?」
「リュウトの帽子はわたくしが被ります」
「なんでだよ」

この後、一旦ポケセンに戻ってモンメンを回復し、いい傷薬を買った。そしてなぜかディアンシーがリュウトの帽子を被っている

・・・・