二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZーナナイロ冒険記ー ( No.347 )
日時: 2015/01/04 14:49
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: xPB60wBu)

短編その7『かわらずの石』

・・・・

リュウトが夕食の買い出しに出かけていた。リュウトの持っているレジ袋の中にはポケモンフードといくつかのカップヌードルであった。珍しくディアンシーと一緒ではないリュウト。ディアンシーは歩き疲れたらしくポケセンで待っている

「帰ったらすぐ食事にしような、みんな」
「ラッチャ!」
「モンメ!」
「ロトトトッ!」

ラッタ達は楽しそうに笑ってリュウトが言う事に返事する。するとキャンプボーイと短パン小僧がなにか話しているのが目に入った

「げぇーっ!変わった石だなと思って拾ってみたらこれよく見たらかわらずの石じゃん!俺いらね!」
「俺もいらねえよこんなの!」

なにか石を譲り合っているが二人ともいらないと騒いでいる。リュウトが気になって話しかけてみた

「どうしたんだ?」
「あ、いや…こいつがさかわらずの石なんて拾ってきてさ…」
「かわらずの石?」
「ポケモンに持たせると進化しなくなるんだよ」

リュウトは思わず首を傾げるなんでこんな石を持たせるだけで進化しなくなるのだろうか?不思議であった。しかし使う時なんてあるんだろうか?

「ほら、ポケモンの子供の時って可愛いだろ?その可愛さを残したい時とかに使うんだとよ」
「俺達はポケモンを進化させて強くさせたい派だからいらないんだよね」
「へえ〜じゃ俺にくれよ」
「「え?」」

・・・・

〜帰り道

成り行きであの短パン小僧達からかわらずの石を貰ったリュウト。

「ラッタ……はもう進化しないよな」
「ラッタァ?」

リュウトは図鑑を広げながらラッタを横目で見る。ラッタは不思議そうに首を傾げた。

「ロトムも進化しないのか…モンメンは進化するのか…進化して強くなりたいよな?」
「モンメ!」

モンメンはコクリと頷く。リュウトはそんなモンメンは見て優しく笑う

「やっぱこんな石必要ないよな〜〜。ポケモン自身も進化して強くなるのを望んでるし〜明日フレンドリショップで売るか〜」

・・・・

〜ポケセンのリュウトの部屋〜

リュウトは帰ってきてすぐに食事の準備をした。ポケモンフードを皿に入れたり。自分とディアンシーのカップヌードルにお湯をいれたりなど

「(子供の時の可愛さを残したい時に使う石か…。可愛さを残したい…)」

リュウトはさっき貰ったかわらずの石の事を考えていた。そして隣でカップヌードルを音を立てずにチュルチュルと丁寧に啜っているディアンシーの方を横目でチラッと見る

「?」
「………」

リュウトはディアンシーにかわらずの石をもたせた!

「なんですか?この小汚い石?石と言ったらダイヤモンドに決まってるでしょリュウト?」
「あ、いや…進化しないんだろうけど…可愛いまんまでいてくれるかなって…いや、なんでもない」
「???」

・・・・

〜次の日

「アミ、かわらずの石送ってやるよ」
『別にいらないけど…?』
「まあ、そういうな…あっ、子供のまんまでいたいからって自分で持ってるなよお前の貧相な胸が成長しなくなるからな」
『お兄ちゃんって馬鹿なの?』

END

・・・・

豪華(?)二本立てでした〜。オメガルビープレイしてます!ディアンシーでコンテストを制覇したいですw次回はしたっぱの方かな〜誤字があったら教えてください