二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターZーナナイロ冒険記ー ( No.371 )
- 日時: 2015/02/20 23:50
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: Uc2gDK.7)
その3
・・・・
「リュウト!正直言ってこの作戦上手く行くのでしょうか!?」
「あぁ、そう信じよう。しつこいようだが言うぞこの作戦は凄い単純なもんだ。あのビルの屋上からお前のダイヤストームを奴に叩き込むそれだけだ。」
リュウトの考えた作戦はとても簡単な物だった。ビルの屋上からディアンシーのダイヤストームを狙い撃ちする。その為に自分の手持ち、シモーナ、アミには何とかクロバットをその場から動かさせない為に足止めをして貰っている
「リュウト……もし、上手く行ったとしても…クロバットが…」
「あぁ、……………………命を奪う事になるだろうな。やれやれだよな」
作戦が成功してもダイヤストームのダイヤがクロバットの体を貫き最悪の場合命を奪う事になるかもしれない。そう思うとリュウトとディアンシーの心は酷く痛んだ。クロバットは利用されて無理矢理あんな姿にされただけなのに自分達の勝手で命を奪わなければならないなんて
「よし、ついたぞ…っ!」
目的のビルについた二人は早速中に入り屋上に行く為エレベーターを使おうとするが。エレベーターの前には『点検中』と言う看板が立てられていた。
「なっ!?こんな時に点検なんかやってんじゃねえよ!?」
「文句言っても仕方ありませんわ、階段から行きましょう」
「くそっ、仕方ないか…」
エレベーターが使えない為仕方なく階段で屋上まで向かうことにしたリュウトとディアンシー。
「飛行ポケモン持ってたらすぐに屋上いけたんだろうな…」
「はばたきの森で捕まえとけばよかったですね」
愚痴りながら階段を登り急いで屋上に向かって行った。
・・・・
「ニャァ……」
「ツボ……ッ」
アミのタマとツボがバタンと倒れる。アミは二匹をモンスターボールの中にしまった。
「ごめんね…二人とも…」
アミは二匹に謝って二匹が入っているモンスターボールを鞄の中にしまった。シモーナは険しい表情をしている
「彼はまだつかないの……?私のポケモンも限界が来てるわ。」
「バゥ……」
ガーディはクロバットの圧倒的強さに何も出来ずにいた。クロバットは口に光を溜めて一気に放出する。クロバットのはかいこうせん
「くっ、ケーシィ『まもる』!」
ケーシィのまもるではかいこうせんから身を守ったがクロバットはシモーナ達に休ませる暇を与えずエアスラッシュを連発して放つ、普通ははかいこうせんの後はその反動で動けないはずだが今のクロバットにはそんなものは関係ない。
「キャンッ!!」
「シィィッ!!」
エアスラッシュがガーディとケーシィを襲う。空気の刃が二匹の体を傷付けるこねままだと危険だと判断したシモーナはガーディ達をモンスターボールに戻した
「ラッ!」
「ロトッ!!」
ラッタとロトムがクロバットに飛びかかるがクロバットは羽で二匹をなぎ払い地面に叩きつける。モンメンは口から種を吐き出す。やどりぎのたねを植え付ける気だがエアスラッシュで種を綺麗に割られる。
「モ、モンメッ………」
「ド、ドガ…!」
「クロォオオオオ…………ッッッ!!!!」
「もう駄目ね…レベルが違い過ぎるわっ…」
シモーナはクロバットの圧倒的強さに敗北を悟り静かに目を閉じた。アミは涙を流しながら強く目を閉じた。クロバットは勢い良くシモーナ達に突っ込んで行く
本当に終わりだと思ったがいつまでたっても痛みがこない為。何かが起こったのだろうか?ゆっくりと目を開けると……。
「クロォッ……!?」
「ラプゥ…!!」
『とんでもない力だな……腕が折れそうだ…』
突っ込んで来ていたクロバットをラプラスとダークライが押さえつけていた。
ザッと二人の男女が現れた。
「ふぅ〜何とか…間に合ったようね」
「…………………」
「貴女は…確か研究所にいた…」
「コーウェンさん!!」
何とシモーナとアミのピンチにルカとコーウェンが来て助けてくれた。
「この人とはここに来る途中であってね、目的は一緒だそうだから協力する事になったの…。ラプラス、れいとうビーム!」
ラプラスのれいとうビームがクロバットに炸裂、何とれいとうビームによりクロバットの下半身が凍り付き動けない状態でいるがそんなに長い時間持たないだろう
「…………………ドガース、ガスを思いっきり空に向けて出して。彼がもうあのビルの屋上にいるかはわからないけど。やるなら今しかないわっ…!」
「…………ドガ」
ドガースはコクリと頷き体内にあるガスを全て空に向けて放った。体内にあるガスを全て放出したドガースは力付きバタリと倒れる。
「(頼むわ……っお願い…っ!)」
・・・・