二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターZーナナイロ冒険記ー ( No.372 )
日時: 2015/02/20 23:55
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: Uc2gDK.7)

その4

・・・・

「風が気持ちいいな……」
「少し強過ぎません?景色も最悪ですし」

リュウトとディアンシーは屋上にたどり着いていたリュウトには吹く風がとても心地がよかった。だけどディアンシーには風が強過ぎると感じていたその上周りの背景は最悪建物の殆どぶっ壊されている。いい物とは全く思えなかった。だが、リュウトはこんな時じゃなかったらここでノンビリ昼寝でもしたいと考えていた。

「・・・・・・・・・・・・ディアンシー、決着を付けよう」
「もう、決着って……そうですね。」

リュウトが静かにそう言うとディアンシーがクスリと笑ってすぐに真剣な表情になるディアンシーの一撃でこの戦いが終わるのである。
リュウトの目にはガスが写った。ガスが出ている場所は丁度クロバットがいる場所だ

「じゃあな、さようなら……撃てえええええええええっ!!!!」
「終わりにします!!!!」

リュウトの掛け声と共にディアンシーが最大パワーでダイヤストームを放った。リュウトとディアンシーはクルと後ろを振り向きこの場を去った

・・・・

「……!!皆さん、下がってください!!!」

アミがそう叫ぶとシモーナ達はすぐに後ろへと下がった。下がったと同時にクロバットは下半身の氷を壊し、アミ達に向けてはかいこうせんを放とうとした……。しかし後ろから何かが飛んでくる音が聞こえたクロバットはゆっくりと後ろを振り向くと。

「・・・・・・・・・・クロバァッ!!!!!!!!!?」

複数のピンクダイヤがクロバットの体を貫いた。

体全身に穴ボコが出来たクロバットは倒れた。長いようで短かった戦いはこの一瞬にして幕を閉じた。

「終わったんですね……。」
「……一応はね…(だけど、ブラック団と…奴との戦いはまだ始まったばっかりよ)」

・・・・

それから一週間がたった。プレミシティの復興作業が始まっていた復興出来るのは早くて五ヶ月程らしい。現在TVで放送されているのはほぼニュース番組『謎の怪物』がプレミシティを襲うと言う内容である。だが時が経てばみんなこんな事は忘れてしまうだろう。リュウトはそう思っている人間と言うのは都合のいい生き物である。流行に敏感な癖して飽きがきたらすぐに捨てる。暑い夏と寒い冬どっちが我慢出来るかと質問したら時期が夏ならば冬と答え、冬ならば夏と答える本当に都合のいい生き物である。

一週間の間に色々とあったマツクリはあのクロバットがゴルバットと聞いてとても悲しんだが泣きながら街を救ってくれてありがとうと礼をリュウトに言った。そして死んだクロバットを引き取ってくれた安らかに眠れるような場所に墓を建ててくれるそうだ。
ルカは再び旅に出たリュウトやシモーナに別れを言って、コーウェンは誰にも何も言わず街を去った。アミはドガースを引き取って家に帰った。ブラック団はクロバットが倒された同時にどこかに消えてしまった。だがまたすぐに会うことになるだろうそれだけは確信している。

ポケモンセンターのドアが静かに開くと。黒パーカーに黒ズボンいつもの被っていた帽子がなくなりその代わり黒ぶちのオシャレメガネを掛けている少年。リュウトが出て来た衣装がだいぶ変わった。その隣にはピンクダイヤが付いている可愛らしいポケモンがいた。二人はお互いの顔をみてニコッと笑った。

「行こうぜ、『ヒメ』」
「はい、リュウト!」

『ヒメ』と呼ばれるポケモン『ディアンシー』…二人が旅を再開しようとすると二人の前に綺麗な赤髪の女性『シモーナ』が現れた。シモーナの手には卵があった
マナフィの卵とはまた別の白い卵である。

「……博士がこの卵を持っていけって言っていたわ」
「ありがとう、君はこれからどーすんだ?」
「そうね。私はブラック団の調査に行くわ……」
「……貴女とブラック団の関わりはなんなんですか?」

ディアンシーがシモーナに聞くとシモーナは何も言はなかった少し目を逸らした。
静かに口を開いた。

「……私は元ブラック団員なのよ黙っていてごめんなさい」
「…………そうか、気にするな」

シモーナの一言にリュウトはそれだけ言ったシモーナはこの一言を言うだけでも相当辛かっただろう。

「本当にごめんなさい」
「言ってくれてありがとうな」

リュウトはシモーナから卵を受け取るとすぐにシモーナはこの場を去りどこかに行った。リュウトとディアンシーもこのプレミシティを出た

「よし、次行くとこはラクスタウンだ!」
「はい!行きましょうリュウト!!」

・・・・

【第二十四話:NED→第二十五話に続く】

余談
はい、滅茶苦茶ですねすいませんそしてクソ長くてすいません。誤字がめっちゃありそうですあったら教えてください。この小説も半年近くやっておりますやっと次の街にやっと進みます。このペースだと多分完結には3年か5年掛かる事が(俺の中で)判明。では、皆さん次回の第二十五話で会いましょう。ついでに二十五話でリュウトの衣装チェンジとディアンシーがヒメと呼ばれるようになったかが分かります