二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【キャラ募集中】ポケットモンスターZ〜宝石姫のディアンシー〜 ( No.58 )
- 日時: 2014/08/12 08:04
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: UjpdDLCz)
【第二話:ポケモンGETだぜ】
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〜一番道路〜
「はぁ……結局旅に出ることになっちまった。やれやれだぜ」
「ようやく、わたくしの旅が始まりますのね〜。リュウトボディガードとしてしっかりわたくしを守るのですよ?」
リュウトは帽子のつばを持ち深くかぶり顔を見えないようにした。本気で嫌な顔をディアンシーに見せない為である。ディアンシーはこれから見たことない物をたくさん見られると思うとウキウキが止まらなかった。リュウトはいつの間にかディアンシーのボディガードになっていた。リュウトはめんどくさかったのでツッコミはしなかった。
「旅に出る前にこの辺でポケモンを捕まえないとな。」
なんとリュウトはポケモンを持っていなかった。今の時代幼稚園児だって持っているのにリュウトは一匹も持っていなかった。今までどうやって隣街で行っていたのだろうかこの男は?
「貴方ポケモン持ってないのにどうやって昨日買い物に行ったんですの?」
ディアンシーが聞いて見ると「全力疾走で向かっていたに決まってんだろ」と答えた。毎日毎日買い物するのにポケモンに遭遇する前に走って隣街に向かっていた。一々走るくらいならポケモンを捕まえればいいのにと思うが。リュウトはポケモンを持っていたらトレーナー達が勝負を仕掛けてくるのでそれがめんどくさいのである。目が合っただけで勝負を仕掛けてくるなんて頭がおかしいんじゃないかと思っているリュウト、それにちょっと強いトレーナーは初心者を狙って金を巻き上げてたりする。リュウトはそんなめんどくさいポケモン勝負はあまり好きではなかった。
「こんなので本当にわたくしの身を守れるのかしら?」
ディアンシーは少々心配だった。リュウトはそんな事は聞かず草むらへと入っていた。すると…草むらがガサガサと揺れ黒い影が飛び出して来た。そしてリュウトの前に現れる。
「うぉっ!こ、こいつは…?」
「チッチチ!」
ねずみポケモンのコラッタだ。主にカントーに生息してる初心者向けポケモンだ。
「あら、早速出て来ましたのね!リュウトゲットのチャンスですわ!」
「うるさいぞ、逃げたらどうすんだ!」
リュウトは指で静かにのポーズをするとディアンシーは両手をバッテンにして自分の口を塞いだ。リュウトはボールを構える。コラッタはキッとリュウトを睨みつける。リュウトはボールを構え、ディアンシーは口を塞ぎ、コラッタはリュウト達をにらみつける……沈黙が続く。
「……?」
「そういや……ポケモンって弱らせなきゃ駄目なんだよな」
そう、ポケモンを捕まえるにはある程度弱らせなければならないリュウトはポケモンを持っていないからその行動は不可能だ。攻撃をしかけてこないと分かったコラッタはととくさとどっかに逃げ出してしまった。
「あ!くそっ…あっちから出てきたくせして!逃げやがった!」
「もう、貴方には失望しましたわ!次出てきたら仕方ないけどわたくしが手伝ってあげますわ。感謝しなさい」
「ディアンシーが?お前強いのか?」
リュウトはディアンシーを疑う口だけ番長ではないかと。ディアンシーはドヤ顔で「ふふん、わたくしの力を見て驚きなさい!」と言う。これだけ言うのだもし口だけだったら大笑いしてやろうと思うリュウトであった。
「チ、チチッーー!!」
「な、なんだ?コラッタの叫び声か?」
「行って見ましょう!」
リュウトとディアンシーは先程のコラッタかは分からないけど。コラッタの声が聞こえた。叫び声は1番道路のすぐ近くにある『はばたきのもり』と言う森だ。この森を抜けると町がある。
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